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百貨の魔法

百貨の魔法

百貨の魔法

作家
村山早紀
出版社
ポプラ社
発売日
2017-10-05
ISBN
9784591142721
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あらすじ

時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。 エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族らが、それぞれの立場で街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと、今日も売り場に立ちつづける――。 百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語!

「百貨の魔法」のおすすめレビュー

「コンビニたそがれ堂」シリーズ第7弾!『百貨の魔法』番外編も収録! 優しい想いはめぐり、いつか誰かのもとへ届く

『コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙』(村山早紀/ポプラ社)

それならば、わたしはいままでひとりではなかったし、これからもひとりではないのだわ

――なんて美しい一文だろうと読み終えたときしみじみ思った。『コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙』(村山早紀/ポプラ社)、表題作「小鳥の手紙」のラストである。

 風早駅前商店街の路地のはずれ、たそがれ時から夜明けまでの間だけひらく、不思議なコンビニ。優しい狐の神様と、化け猫の看板娘が働くその店には、誰もが辿りつけるわけではないけれど、ひとたび店に入れば、望んでいたものはなんでも手に入る。しかもすべて、お代は五円。強く切実な想いに導かれてたそがれ堂にさまよいこむ人々を描いた連作短編シリーズの、本作7冊目だ。

「雪柳の咲くころに」は、いつも誰かのために動いてしまう、心優しき少年が主人公。夢を諦められない母親が、幼い彼を残して家を出ようとしたときも、「いかないで」の一言ではなく、母の背中を押す言葉を口にした。そんな彼の優しさがどんなに尊いか知ってくれている少女には、彼のほかに好きな人がいる。どんなに切ない思いをしても、優し…

2018/3/25

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 ノミネート作品10作品の中から大賞に選ばれたのは、辻村深月氏の『かがみの孤城』(ポプラ社)。  翻訳小説部門では『カラヴァル 深紅色の少女』(ステファニー・ガーバー:著、西本かおる:訳/キノブックス)が選ばれた。 ●2018年本屋大賞大賞受賞作 『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社)

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2018/4/10

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「2018年本屋大賞」にノミネートされた『百貨の魔法』ディスプレイコンテストが書店員の間で大ブーム!

『百貨の魔法』(村山早紀/ポプラ社)

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 2017年10月に発売された『百貨の魔法』は、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2018年 本屋大賞」にノミネートされたことが発表されたばかり。同作の舞台は、時代の波に乗り切れず閉店を噂されている「星野百貨店」。館内には願いを叶えてくれるという白い猫が住んでおり、エレベーターガールや新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャーといった人々が、猫と一緒に百貨店を守るための奇跡を巻き起こしていく。小説は村山が2年の歳月をかけて書き上げた渾身の作品で、読んだ人からは「人の温かい願いや善意に溢れていて疲れた心が癒される」「登場人物が少しづつ繋がっていく展開にワクワクした」「こんな素敵な百貨店に私も行ってみたい」と絶賛の声が続々と寄せられてい…

2018/1/19

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百貨の魔法 / 感想・レビュー

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starbro

昨年読んだ『桜風堂ものがたり』に続いて、村山早紀2作目です。本書は、マジックDSスピリチュアル・ファンタジーといった感じで、373P一気読みしました。2013年に銀座松坂屋が閉店した時点で、日本の百貨店業態は死にました。これからも閉店する店舗が増加すると思われます。私は昔から百貨店は好きだったので、大変残念ですが・・・魔法の白い子猫に出逢ってみたいにゃあ(=^・・^=)

2018/01/11

ウッディ

長く使い続けられる素敵な品物があり、少しお洒落してお出かけする、そんな一昔前の雰囲気ともてなしの心を維持し続ける星野百貨店には、ステンドグラスから抜け出した猫が願いを叶えてくれる、そんな伝説があった。「桜風堂ものがたり」と同じテイストで描かれた物語は、話が出来すぎの感はあるものの、童話のような雰囲気で、懐かしく、優しく、温かい気持ちになりました。子供の頃、親に連れられて行ったデパートの大食堂と屋上遊園地は、確かに特別な場所だった。こんな夢のような百貨店がないのはわかっていても、あるなら行ってみたい。

2018/01/12

しんたろー

今年の締めに選んだのは大好きな村山さん……彼女らしい優しさと愛に満ちた物語で、和やかな気持ちで大晦日を過ごせた。昭和半ば生まれの者には、ある種の郷愁を誘う百貨店が舞台なので、子供時代に還った気分にもなった……おめかしして出掛け、食堂でお子様ランチを食べ、屋上で遊んだあの時代……そんな思い出と村山節のファンタジーが相まって、心地好い夢を観させてくれた。ただ少し物足りないのは、人間ドラマがいつもより薄味に感じた事……村山さんファンには伝わる優しさが、初めて読む人には伝わらないのではと余計な心配をしてしまった。

2017/12/31

ゆのん

百貨店。私にも幼い時の思い出がある。月に一度、祖父とのデート。オモチャ売場で好きな物を1つ買ってもらい、レストランでお子様ランチを食べた。そんな思い出をこの本を読むまで忘れていた。本当に久しぶりに思い出して暖かい気持ちになった。本書は連作になっている。特に『夏の木馬』『百貨の魔法』がとても良かった。前進していく中でも時に立ち止まり振り返った時に支えてくれた人や言葉を思い出し感謝するのは大切と感じた。こんな素敵な百貨店の今後も是非読みたいと思う。

2018/02/08

kaz

「桜風堂ものがたり」はわりにすうっと入り込めたのだけど。ちょっとだけしつこい。いい話なんやけどね。登場人物の設定もそれぞれの背景も展開も、どれも悪くないのに、なんかちょっとだけしつこい。ただこんな百貨店が全て淘汰されてしまう世の中にはなって欲しくない。

2018/07/29

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