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真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者 (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-8)

真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者 (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-8)

真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者 (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-8)

作家
大沼紀子
出版社
ポプラ社
発売日
2016-03-15
ISBN
9784591145128
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家族の愛が負の連鎖を生むこともあれば、他人に差し伸べられた手に救われることもある『真夜中のパン屋さん』完結! 大沼紀子さんインタビュー【後編】

――恋愛体質ですぐ男のもとへ走り、そして捨てられる。そんな母を目の当たりにしてきた希美が、果たして自分が恋することを受け入れられるのか、心配だったので少しホッとしました。

大沼紀子さん(以下、大沼) 普通の恋人同士にくらべると淡白ですし、どちらかというと“親友”とか“兄妹”とか“家族”に近い関係かもしれません……(笑)。それでも彼女なりに恋愛感情にふりまわされて、戸惑っているところが書けたらいいなと……。

――その様子がかわいいなと思いました(笑)。“家族”というと、本シリーズでは希美をはじめ、血縁がもたらす業や呪縛に苦しむ人たちが多く登場しますね。テーマとして、何か強い思い入れがあるんですか。

大沼 というよりも、私自身が家族というものがなんなのかよくわかっていないから、書きたがるんじゃないかと思います。愛情が諸悪の根源……って信じているわけではないんですが(笑)。ただ、デフォルトで執着するから歪むものもあるような気がしていて。親も子も、きょうだいも、みんな別の人間なのに自分と同一化して考えてしまいがちだったり、「どうしてわかってくれないの」という…

2017/6/23

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『真夜中のパン屋さん』ついに完結! それぞれが迎えた5年後の「朝」が物語をつなぐ――大沼紀子さんインタビュー【前編】

人気シリーズ『真夜中のパン屋さん』著者の大沼紀子さん

2011年に第1巻が刊行された『真夜中のパン屋さん』、通称「まよパン」シリーズ(大沼紀子/ポプラ社)。13年には滝沢秀明、土屋太鳳、ムロツヨシなど豪華キャスト陣でドラマ化され、さらに読者層を押し広げた同作は、子どもを他人に預けて自由気ままに生きる“カッコウの母”をもつ女子高生が、深夜だけ営業する不思議なパン屋さんに居候する物語。累計140万部を突破する人気シリーズがこのたびついに完結! これを記念して、著者の大沼紀子さんにインタビューを行った。

――第1巻『午前0時のレシピ』の刊行は2011年6月。丸6年をかけての完結ですが、書き終えた今、どんなお気持ちですか?

大沼紀子さん(以下、大沼) ああ、終わったなあ、と。なんていうか、すがすがしい気持ちでいっぱいです(笑)。

――「腹違いの姉がいるからそこへ行け、家の契約も解除したから」と母から置き手紙を残された希美。訪ねた先が深夜営業のパン屋さんでした。たのみの姉・美和子は半年前に亡くなり、その夫・暮林と、パン職人の弘基とともに生活する物語。複雑な人間関…

2017/6/23

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れみ

まよパンシリーズ第5弾。今回、希実と母・律子の久々の対面をきっかけに、希実の出生の秘密を巡りブランジェリークレバヤシをも巻き込む騒動に。このシリーズはこれまでもわりと重い目のエピソードが多かったけど、今回はそのなかでもかなりヘビーだったな。でもそのわりに読後感は悪くない。ブランジェリークレバヤシは朝5時閉店のパン屋さんだから…次でいよいよ完結なのかな。

2016/06/24

た〜

前巻から時間が開いたせいでいろいろと忘れているなー 第1巻のレビューで「まともな大人がホームレスニューハーフと故人しか居ないんですけど(笑)」と書いたけれど、その故人もけっこうろくでもないような。ところで主人公、全然目立たないよなー。一応話の中心に入るけど

2016/03/20

hiro

本当に久しぶりの“まよパン”。前作を読んでアイスデニッシュを食べたいと思ってから、もう2年半が経っていた。まず本の厚さに驚いた。もちろんそれだけ話しは、二転三転四転するのだが、なかなか読み進められなくててこずる。しかし、ラスト100頁からは、希実の秘密がだんだん明らかになってきて一気に読んだ。次はいよいよ午前5時。やはり、まよパンも閉店するだろうか。バイプレーヤーの斑目やソフィアたちも活躍する第6弾を期待する。

2016/04/10

ダイ@2019.11.2~一時休止

まよぱんその5。いよいよハハの話。暗躍していると思われる内容が二転三転。でもこの内容なら今回で最終回?もしくは営業時間を考えて次作で最終回?。

2016/03/30

たんぽぽ

前作からだいぶ間が空いたと思ったら、ボリュームたっぷりの長編でした。高校三年生の女の子の出生の秘密って…本人にしてみればあまりに昔のことだろうけど、親の世代(それもかなり若くして親になっている…)にとっては、まだ生々しさが残るつい最近のことよねぇ…。それにしてもこのシリーズ、家庭や家族に傷つけられ、損なわれる子供たちが多すぎる。大人になっても屈託を抱えている人が多い。血のつながりとは関係なく、自分を受け入れてれる場所があるのは大切なことだね。私もパンケーキモーニングが食べたい。

2016/04/20

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