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([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫 ほ 4-1)

([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫 ほ 4-1)

([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫 ほ 4-1)

作家
ほしおさなえ
出版社
ポプラ社
発売日
2016-06-03
ISBN
9784591150412
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([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫 ほ 4-1) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

1冊だけ古書で買った『校本宮澤賢治全集第10巻』を置いた隣で読み始めた。偶々、「銀河鉄道の夜」の「活版所」の話が登場したので、全集のその個所を開いて、この本は活版印刷なのだろうな、と考えつつ読み進んでいった。驚くべき偶然! 『校本全集』そのものが、小説に登場してきた。そして弓子さんたちが、全集が活版だろうか、と議論をしている! 読書は、ときおり驚きに満ちた経験をさせてくれる…… 4話とも美しい話でした。この本自体はオフセット印刷かもしれないけれど。

2018/08/17

しんごろ

活版印刷屋さんを舞台にした話!活版印刷を通して、思わず涙が…という感動はないですが人とのふれあいが温かく、心地よさを与えほっこりします(^^)文字(言葉)の温かさ大切さを教わった気持ちになりました(^-^)個人的にはハルさんがもっと登場してほしかったですね。なんとなくですが、続編の予感がします(^^;)読んでるときのBGMとしては竹内まりあがいいかな(^^)読友さんから、オススメされたほっこりするステキな作品です(^-^)

2016/09/13

ポップノア@背番号16

名取佐和子さんの「シェアハウスかざみどり」が今年の春に文庫化されました。そのあとがきに、文芸評論家の池上冬樹さんがこのように解説されています。 「名取佐和子は、(中略)三上延やほしおさなえと同じく、深く心に感じる作品を作り上げる作家として、これからも読者の熱い支持を長く受け続けることになるだろう」 当時の私は、「三上延?」「ほしおさなえ?」状態でしたが、この解説がきっかけで名取さん同様、両作家さんも大好きになりました。 コースターや栞欲しいなー。ポプラ文庫さん、何とかなりません?(笑)

2018/08/14

インド

文字をひとつずつ刻む活版印刷と、活版印刷に救われた人々の物語。祖父が営んでいた活版印刷を引き継いだ弓子のもとには、悩みを抱えた人々がやってくる。弓子はその人々の心に寄り添いながら、彼等の悩みを「言葉」にしていく。今では廃れつつある活版印刷だけど、本書で少し興味をもった。形ある文字を刻む作業は、その人の想いを永遠に残すことなのかもしれないー。そして永遠に残された文字は、人と人とを結びつけるのだ。この物語も、人の縁が新たな人を呼び寄せている。なんとも不思議な物語だった(ノ´∀`*)。

2017/11/25

三代目 びあだいまおう

驚きました!今の私にぴったり、いえ今の私のために神様が遣わして下さった奇跡かと!普段から言葉を大切にしたいと、一文字の想いを敬いたいと努めています。未熟すぎる発展途上人ですが。この作品は、少し昔の印刷手法『活版印刷』を軸に細やかな悩みを抱く4人の語り手が大切なモノに気付いてゆく連作短編。思い出と優しさが溢れどうしようもないほど好き!今日は愛娘の成人式。眩しかった!誰よりも美しく、見事に育ってくれました。娘が私と妻に感謝の手紙をくれました。手書きで!紡がれた一文字一文字の言葉がかけがえのない宝物です‼️🙇

2020/01/13

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