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どこまでやるか、町内会 (ポプラ新書 か 10-1)

どこまでやるか、町内会 (ポプラ新書 か 10-1)

どこまでやるか、町内会 (ポプラ新書 か 10-1)

作家
紙屋高雪
出版社
ポプラ社
発売日
2017-02-10
ISBN
9784591153390
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どこまでやるか、町内会 (ポプラ新書 か 10-1) / 感想・レビュー

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おかむら

去年久々に町内会の副班長が回ってきて、普段は回覧板とかロクに読まずに回してたので気にもしてなかったけど、役員の超高齢化(会長さん85歳!)と住民も高齢化(回覧板が回せないとか市政だよりを配るのが困難とか)、なんかそんなに年寄りだらけなのわが町内?、今までの町内会のあり方ではいずれ破綻してしまう? この本は町内会のスリム化というかリストラ化の提案。書いてあることはもっとも。ただこういう改革をやってくれる根気熱意のある人材がどこの町内にもいるわけではないからなー。いても町内の仕事になぞ興味ないだろうしなー。

2017/07/09

ちょび

何故か半強制になって忌み嫌われているPTAとは対極に、自由参加のおやじの会(お父さんたちのPTA)があれだけ盛り上がっているのが何故か。この町内会の本を読んでやっと腑に落ちた。当たり前の事だけど、楽しくなさそうなもの、得体の知れないよくわからないものには関わりたくないって、ただそれだけの事なんだ。楽しそうな事にはちゃんと人は集まる!

2017/06/12

Nobu A

図書館本読了。小学生の時に親に行かされた町内会の草むしり。得体の知れない日本に古くからある団体を見事に可視化。事例を挙げながら課題の解決策を探る。行政の下請けをする任意団体。夜中の見回りや小学生の登下校の安全誘導等の取り組みは地区によって様々。外部委託するところもあれば、全くしないところも。本来の目的はコミュニティ意識の涵養。行政からの無理な要請をはっきり断り、出来る範囲でやる。輪番制も使用不透明な徴収金もなくし、魅力的な町内会になったら、入ってみようかなと思う人が増えるだろうな。「近助」の精神。

2018/02/22

獺祭魚の食客@鯨鯢

東日本大震災以降助け合いするための互助組織として見直されているが、高齢化と若年層の不参加による弱体化が課題となっています。会長も持ち回りという団体では、長期的な視点から考えて活動することが欠落しやすい。行政からは地域の自治組織として期待度が大きく、その落差が活動当事者の悩みの種となっている。震災や事件など大きな危機意識を喚起する機会を契機として結束力を高めるしかないのはいたし方ないことか。「鼓腹撃壌」は古代中国の故事だが、自由な活動や発言ができないよりは平和であることの証左か。

2017/09/26

よし

読んでみて、なるほど、と思ってしまった。「「町内会」は”任意団体”である事を、肝に銘じておくのが第一であるということ。ご多分に漏れず、何でもかんでも「頑張りすぎる」。防犯パトロール、防災訓練、年寄り見守り・・などなど、行政の下請け的仕事をつい安請け合いをしていく。」ここでも働き過ぎの弊害!とにかく、町内会がすべき急務は、ただ一つ、町内会を「リストラ」すること。そして、不可欠なたったひとつの仕事は、「コミュニティー意識(お隣さん)を育てていくこと。」・・。とても参考になる一冊。

2017/05/23

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