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「28歳から、女性が活躍できる時代が始まる」 加藤ミリヤが小説『28』に込めた思いとは?〈後編〉
■ずっと空間を共有していたいと思うような女の子同士の美しい瞬間を書きたかった
――女友達って不思議ですよね。人生を背負ったり、考え方を変えたりすることは絶対にできないんだけど、恋人以上にどこか頼りにしているところはある。
加藤ミリヤ(以下、加藤) 人の話、あんまり聞いてませんしね(笑)。相談するときにはもう自分の中で答えが決まっているから、アドバイスなんてほとんど受け入れない。でも友達と一緒にいるときに、帰りたくない、ずっとこの空間が続いていてほしいと願うときはあって。その瞬間の大事さみたいなものは私もこの歳になってようやく気づいたような気がします。
――小説終盤で、事件を起こしたさくらを囲みながら全員が集合したときにある、〈誰も帰りたくない夜だった。〉という一文は、大人の女性同士が醸し出せるあたたかさと愛おしさが溢れていて、とてもよかったです。
加藤 あのシーンは私にとってもとても大事。いろいろ悩みをぶつけあったり、ちょっとした見栄をはりあったりしていたみんなの気持ちが、初めてぎゅっと一つになった瞬間なので。トピックスの中心はさくらだけど、たぶんそれ…
2017/12/1
全文を読むマウンティングとも違う…加藤ミリヤの“ガールズトーク小説”『28』は、5人の女性たちがそれぞれの人生と闘いながら、ともに歩む姿を描く!〈前編〉
「結婚結婚ってうるさいなぁ」と挑発的な帯文句が躍る小説『28 twenty eight』(ポプラ社)。著者はシンガー・ソングライターの加藤ミリヤさん。『an・an』で連載されていた人気作品が書籍化されたもので、28歳の女性5人それぞれの生き様を描きだす。加藤さんにとっては5冊目の小説となる本作。同世代に圧倒的共感と人気を誇ってきた彼女が今、シンガー・ソングライターとしてだけでなく、小説家として描きたいものは何か。お話をうかがった。
『28 twenty eight』(ポプラ社)
――本作の主人公は5人。高校の同級生でありながら、生き方も性格もまったく違う28歳の女性たちが、女子会を通じてそれぞれの人生に向き合っていきます。
加藤ミリヤ(以下、加藤) この小説を書きはじめる少し前に、高校1年のときに仲良くしていた友人たちと久しぶりに集まったんです。ふだん、同窓会やそういう集まりに、あまり呼ばれるタイプじゃないんですが、行ってみたらすごく楽しかった。小説の冒頭でみんなが集まっていた奥渋谷のお店は、実際そのときに行った場所がモデルです。十何年ぶりに集ま…
2017/11/25
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28 / 感想・レビュー
ふじこ
夢、愛、渚、円、さくら。高校の同級生で28歳になった女5人。結婚したり、子どもが生まれたり、独身を謳歌していたり。それぞれの道を歩む彼女たちが選んだ未来は。6人目の女子会メンバーとして招待されたような気持ちで楽しく読み終えた。帯の「結婚結婚ってうるさいなあ。」の一言が刺さる。
2017/12/11
Yuki Endoh
よかった。いつもの加藤ミリヤの作品と違くて、明るい感じがしてよかった。
2018/01/13
AtoZ
5人の女性の視点がグルグル変わってわかりずらかった。10年ぶりに再会する5人なのにそれぞれの人生を妙に共感しまくっていて、距離感がまったく感じられない。なるほど理想的なガールズストーリーである。
2022/08/14
yuyu
加藤ミリヤの曲は好きだけど、本は初めて読みました。28歳の女性の心境。私はまだ恋人もいなくて独身だけど。結婚すればシアワセはやってくるのかと思っていたけど、そうでもないんだなぁってリアルな気持ちがなんかわかった気がする。友情があっていいなぁって思った。
2019/03/17
かりんとう
どんな内容か全くわからず読みましたが、スラスラ~と読めて、わかりやすくてなかなか面白かったです。こんな友情があるの、良いな~と思いました。
2018/07/08
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