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新宿の猫

新宿の猫

新宿の猫

作家
ドリアン助川
出版社
ポプラ社
発売日
2019-01-10
ISBN
9784591154625
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あらすじ

構成作家の卵である「ボク」は明日の見えない闇の中でもがいていた。そんなある夜、ぶらりと入った新宿の小さな居酒屋で、野良猫をかわいがる「夢ちゃん」という女性店員に出会う。客には不愛想だが不思議な優しさを秘めた夢ちゃんに「ボク」はしだいに惹かれていく。ふたりは猫についての秘密を分け合い、大切な約束をするのだが――。生きづらさを抱えた命が伝え合う、名もなき星のような物語。

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『あん』で再注目されるドリアン助川氏、自身の人生を下敷きにした“新宿ゴールデン街”小説が生まれた背景とは?

あの頃のことをどこから語るべきなのか、ボクは今、ばらばらに並んだ思い出を前に立ち止まっている。

 詩的な一文から始まる小説『新宿の猫』(ポプラ社)。著者は、映画化もされた著書『あん』がフランスの「読者が選ぶ文庫本大賞 2017」に選ばれるなど、国内外を問わず注目を集めているドリアン助川さんだ。ご自身の思い出のつまった新宿を舞台に書かれた最新小説は、いかにして生まれたのか。お話を伺った。

■新宿ゴールデン街界隈で得た、かけがえのない出会いや言葉を物語にして再構築しました

――放送作家の卵である青年・山ちゃんが、新宿ゴールデン街にほど近い居酒屋「花梨花」で出会った店員の夢ちゃんとの交流を通じて再生していく本作。ところどころ、ドリアンさんご自身のお話なのかな?と邪推してしまう部分もあったのですが……。

ドリアン助川(以下、ドリアン) 高校の先生が「東京組は上京したらここで飲めよ」と黒板に新宿ゴールデン街と書いた、というのは実話ですね(笑)。山ちゃんと同じように僕もそれがきっかけで上京してすぐ友達と新宿にくりだし、場所がわからずに歌舞伎町の交番で聞いて、行って…

2019/1/12

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新宿の猫 / 感想・レビュー

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starbro

新宿&猫ということで気になって読みました。ドリアン助川、初読です。私小説的新宿ゴールデン街猫青春譚、先日読んだ馳 星周の『ゴールデン街コーリング』に続いて好いにゃぁ(=^・^=) 実際の『猫の家族図』も見てみたい。

2019/03/16

鉄之助

『あん』以来のドリアン本。「期待しないように。期待しないように。」と読み進めた。これまで過大な期待から、肩透かしを喰らった本が、多々あったから。しかし、主人公の山ちゃんが、「四半世紀ぶりに」居酒屋の女性店員・夢ちゃんと再会する最終盤あたりから、もうダメ。何と寂しくも、美しい「人間」という生き物。『ピンザの島』も『線量計と奥の細道』も、無性に読みたくなってしまった。恐るべし、ドリアン本! → 続く

2019/03/11

しいたけ

バブルに沸き立つ社会の喧騒のなか、迷い猫のようなふたり。少年からようやく一歩、少女からほんの一歩、踏みだしたような拙いふたり。心の傷を、やるせない毎日を、見つけ出せない何かを、詩にかえて紡ぎ、思いを交差させていく。誰か一人だけに伝わればそれでいい、きらりと光る言葉。誰も知らない、月の下の恋。ひっそりと咲く花の儚さ。「ピーマンだって夢を見ると思います。だれも知らない部屋で」。胸が締めつけられたけれど、ふたりの明日を思えば、涙を落としてはいけないと思った。

2019/02/25

ゆみねこ

構成作家の卵・山ちゃんと、新宿ゴールデン街の居酒屋「花梨花」の店員・夢ちゃん。ふたりは猫についての秘密を共有し、大切な約束をする。バブルの時代から現在まで、とても切なくて、でも心にじわりと暖かさが残る作品です。猫の「家族図」素敵でした。

2019/02/10

アクビちゃん

【図書館】〜にゃんこまつり〜 2016年のマイベスト6位がドリアンさんの「あん」なのですよ。なので、期待値が高すぎたかなー。仕事に追われ、疲れ果てている時に偶然に入った新宿の飲み屋。そこでは、女性店員の夢ちゃんが書いた猫の家系図を見ながら、猫のギャンブル「猫じゃん」をしている。猫を可愛がる夢ちゃんの秘密をしり、距離が近づく2人だが… 途中、ダラダラと続く感じになり、ページを捲るスピードが上がらなかったのが残念!

2019/02/21

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