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一鬼夜行 鬼姫と流れる星々 (ポプラ文庫ピュアフル)

一鬼夜行 鬼姫と流れる星々 (ポプラ文庫ピュアフル)

一鬼夜行 鬼姫と流れる星々 (ポプラ文庫ピュアフル)

作家
小松エメル
出版社
ポプラ社
発売日
2017-11-01
ISBN
9784591155271
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「一鬼夜行 鬼姫と流れる星々 (ポプラ文庫ピュアフル)」のおすすめレビュー

大人気! 明治人情妖怪譚シリーズ最新刊『一鬼夜行』 天狗たちの愛憎と純情少女の切ない戦いを描く!

『一鬼夜行 鬼姫と流れる星々』(小松エメル/ポプラ社)

 小松エメルの妖怪小説シリーズ『一鬼夜行』にファン待望の最新刊『鬼姫と流れる星々』が刊行。本作が第9弾となる『一鬼夜行』は累計発行部数30万部を突破する人気シリーズだ。

 すべての物語の発端は、江戸幕府が瓦解して5年ほど経った、ある夏の晩。“百鬼夜行”からはぐれた小春という名の鬼が、道中の夜空から落ちてしまう。ものすごい音を立てて小春が尻餅をついたのは、浅草の小道具屋「荻の屋」の庭先だった。主人の喜蔵は妖怪たちも怖がるほど強面の閻魔顔で誰にでも無愛想な人間嫌い。一方の小春はすすき色に黒と赤茶が混じった長い髪を肩まで伸ばしたかわいらしい少年ながら、自らを“大妖怪”と称する傍若無人の大飯食らい。互いに文句を言い合いながらも共同生活をするようになったふたりは次々と妖怪沙汰に巻き込まれ、やがて遠い過去からつながる自分たちの因縁を知ることになる。

 小春と喜蔵の凸凹コンビはしょっちゅうケンカをしながらも、人間と妖怪という種を超えて互いを信じ合う強い絆を育んでいく。そんな“バディもの”の王道を行くふたりの関…

2017/12/12

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一鬼夜行 鬼姫と流れる星々 (ポプラ文庫ピュアフル) / 感想・レビュー

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ゆかーん

今回は、喜蔵の妹深雪の恋愛話。一鬼夜行シリーズも長く続いていましたが、ここに来てようやく進展あり⁈妹の恋愛相手は、な、なんと!天狗のようで…。人間と天狗が恋なんてできるのか?という疑問はさて置いて、天狗の為に、自分の力を差し出す妹の姿が実に健気です。名だたる天狗たちを、特殊な怪力で次々なぎ倒していく妹に、唖然とする喜蔵たち…。優しいが故にやりすぎるのがたまに傷な妹ちゃんです(笑)このまま、天狗の仲間入りを果たすのかとハラハラしてしまう終盤でしたが、予想に反して家族愛に包まれた切ない終わり方となりました…。

2018/04/13

さくさくと♪深雪さんの巻でしたが、お話しは天狗の勢力争いで、ちと好みじゃなく…。残念なり。次作に期待(^^)

2018/02/20

真理そら

深雪さん大活躍?小春の力が落ちているので寂しい、力の落ちた小春は可愛さが減っている気がする。初瀬(異端の者)の物語は切なくて救いがない。綾子さんと多聞の出番が少なくて寂しかった。

2018/08/03

佳乃

へぇ・・・天狗にもやっぱり性別ってあるんだねぇ。でも、成長しないとわからない生物とか、途中で性別変わるとかあるだろうし・・・でもさ、喜蔵にしてもそうだけれど、一体深雪も何者?ちょっと力を分けて貰ったとかの次元じゃぁないよねぇ・・・読んで思うのは、誰かを思う気持ちや恨みつらみなんかは人間だけが持ち合わせる感情ではないってことよね。

2019/02/12

名駿司

★★☆☆☆ こじらせ屋と愚か者。特に天狗達のものの考え方がさっぱり解らない。裏山の天狗の花信はこれで退場か。喜蔵と小春は今回は完全に振り回され役のお人好しに徹していた。しかしこうなると、小春が深雪の想いに応える日は来ないままシリーズが終わりそうだな。残念。要所要所で描いてきた切ない想い、ちゃんと片を付けてほしい!

2020/07/26

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