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今こそ『資本論』: 資本主義の終焉を生き抜くために (ポプラ新書 ふ 9-1)

今こそ『資本論』: 資本主義の終焉を生き抜くために (ポプラ新書 ふ 9-1)

今こそ『資本論』: 資本主義の終焉を生き抜くために (ポプラ新書 ふ 9-1)

作家
フランシス ウィーン
中山元
出版社
ポプラ社
発売日
2017-07-12
ISBN
9784591155394
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今こそ『資本論』: 資本主義の終焉を生き抜くために (ポプラ新書 ふ 9-1) / 感想・レビュー

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はるわか

『資本論』では賃金は生産段階で決まるため、賃金を対価に購入した労働力を資本家が最大限に活用して利潤を上げても、利潤が労働者に分配されることにならず、分配は資本家と地主の間でなされる。企業がいくら業績を上げても、労働者の賃金上昇には直接つながることはない。自由市場での労働力賞品と賃金の交換に組み込まれている階級社会の本質。資本主義は英国のエンクロジュア(囲い込み)運動という外部からの契機により生まれたモノ。マルクス主義者の間違いはシステムの転換が内部から可能と考えたこと。『資本論』の分かりにくさ。

2019/07/25

にゃんにゃんこ

僕は、難解な「資本論」に数回挫けている。読むべきか迷って居るときに、手にした本書。改めて「資本論」は一度は読まないといけないと、思い知らせれた。世界史的、哲学的に「資本論」の意味を解説してくれる。あっけらかんとしていて、どこか「資本論」をつけ放した距離感は、僕のような初心者に近いと共感しながら読めた。それでいて必要な情報はある。期待以上に楽しかった。 面白さ70

2021/12/10

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

イギリスのコラムニストが書いて、中山元が訳して、佐藤優が解説して「名著誕生」と囁かれた一冊。マルクスが描いたあらゆる目的価値が尽く手段化されていく資本主義社会の不気味さについて、実にわかり易く解説。フロイトの思索が唯識思想の言語化だとすれば、マルクスは他化自在天という概念を言語化しこれを捉えようとしたわけだ。

2020/08/22

きゆう

資本論の内容だけでなく、マルクスやエンゲルスの人物像や時代について、また資本論が各国でどの様に読まれてきたのかなど、資本論を取り巻く背景が分かる内容だった。 資本論が難解であるというイメージが強くつたわり、興味はあるが手をだしにくく思えてしまう。

2017/08/22

ウオオオオオ

いろいろまとまっている。解説の特に最後の方は意味がわからなかった。

2023/01/22

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