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地の星 なでし子物語: なでし子物語

地の星 なでし子物語: なでし子物語

地の星 なでし子物語: なでし子物語

作家
伊吹有喜
出版社
ポプラ社
発売日
2017-09-21
ISBN
9784591156056
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「地の星 なでし子物語: なでし子物語」のおすすめレビュー

朝ドラ化懇願! 小泉今日子も涙した『なでし子物語』をマンガ化!

 今まさに公開中の映画『ミッドナイト・バス』、宝塚歌劇団によって舞台化された『カンパニー』(東京宝塚劇場にて5/6まで上演中)、NHKでドラマ化された『四十九日のレシピ』、直木賞候補になった『彼方の友へ』など、次々と話題作を生み出しているのは、作家の伊吹有喜さんだ。2月にシリーズ最新刊が発売された『なでし子物語』の実写化もそう遠くはないかもしれない…!?

■強くやさしい世界を紡ぐ、伊吹有喜の物語

■どこからでも読めるのは「なでし子物語」シリーズならでは!

 2014年に刊行され、大きな感動をよんだシリーズ1作目『なでし子物語』に、読書家としても知られる小泉今日子さんは「この物語を読みながら私は何度も涙ぐんでしまう」とコメントを寄せた。誰もが耀子と立海の永遠の幸せを願うようなラストだったが、続編『地の星 なでし子物語』で描かれたのは衝撃的な内容だった。舞台は20年近い時を超え、28歳になった燿子が、40歳の遠藤家当主・龍治と結婚。常夏荘の女主人となり、子どもをもうけていたというもの。

 2月に刊行されたばかりの3作目『天の花 なでし子物語』は、時間軸でい…

2018/3/31

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空白の時間にいったい何が? その真実がついに明かされる!『天の花 なでし子物語』

『なでし子物語』(伊吹有喜/ポプラ社)

『地の星 なでし子物語』(伊吹有喜/ポプラ社)

『天の花 なでし子物語』(伊吹有喜/ポプラ社)

 自立――顔を上げて生きること。自律――うつくしく生きること。そのふたつの言葉を胸に、生きていく強さをそなえていく人々の成長を描いた「なでし子物語」シリーズ(伊吹有喜/ポプラ社)。待ちに待った最新作、第1作と第2作で描かれなかった空白のときを繋ぐ物語『天の花 なでし子物語』が発売された。

 お屋敷のあととり息子と、使用人の娘。立場はちがえど母に捨てられ、峰生の地で栄える遠藤家のしきたりに縛られ、孤独を抱えていた立海(たつみ:小1)と耀子(小4)が手を取りあいながら前に進もうとする姿を描いた第1作『なでし子物語』。立海の耀子へ向けられる愛情は恋というにはあまりに切実で、繊細な強さを秘めた立海の笑顔は耀子にとって大きな救いだった。永遠に続いてほしいと誰もが願ったふたりの絆。だが2作目『地の星 なでし子物語』で舞台は20年近い時を超え、28歳になった燿子が、40歳の遠藤家当主・龍治と結婚し、子をもうけている姿が描かれる。

2018/2/21

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地の星 なでし子物語: なでし子物語 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

嗚呼、こうきましたか~!先に『天の花』を読んだので、この展開はしっくりきました。夫を慕っているのは事実。けれど立海への想いはもう一つの自分の心なのです。けれど今は、おあんさんとして、母として守るべきことが己のなすべき事。「やらまいか」頑張れ、耀子!この先の物語はまだまだ先になる様だから、ゆっくりと待ちますよ。えぇ、待ちますとも!立海の純な気持ちに揺れるけれど私はやっぱり龍治が好き(笑)それにしても伊吹さん、今回はいろんな問題を提起して各人の言葉に多々頷かせて頂きました。秀逸ですね。次は『人』でしょうか?

2018/03/18

しんたろー

前作を読んで数年経ってしまったので詳細を忘れてしまったが、常夏荘の世界へスッと入っていけた。舞台になっている場所さながら、森林浴をしているかのような清々しく凛とした文章は心地好い。子供だった立海と耀子が大人になって、どんな経緯があったのかは書かれていないのでもどかしさがあったが、二人の間に漂う切なさや純情も悪くない。耀子が自身の自立と地域の為に頑張る姿は素直に応援したくなる「町おこし」ものの見本のような展開を楽しめた。「どうして」よりも「どうしたら」が前向きに生きるコツなんだと教わった気がする。

2017/11/19

fwhd8325

この物語は、本当に素敵シリーズです。時の経過も読み進むうちに、そこにいたように素直に入り込むことができました。わくわくするような力が私にもわいてくるように感じます。前作と今作の間を描いた作品も控えているそうですが、とても楽しみです。

2018/02/07

Atsushi

「なでしこ物語」続編。時は流れ耀子は照子の息子と結婚して常夏荘の主人になっていた。前作での家庭教師青井の薫陶は無駄ではなかった。あたらしい自分を見つけようともがく耀子。たくましく生きる姿に胸が熱くなった。ラスト近辺で立海と交わす会話が切ない。耀子と立海そして龍治の間に何があったのか。次回作が楽しみだ。

2018/01/10

yoshida

前作から18年。耀子と立海も成長。耀子の結婚相手が予想と異なる。栄華を誇った遠藤家にも昔日の面影はなく。耀子が勤務するスーパーの諸問題を「どうして」ではなく「どうしたら」と考えて解決法を見出だす様子に、前作を自然に思い出す。避けられぬスーパーの閉店に対し、耀子が苦悩し出した回答、そして行動に耀子の成長を感じる。勿論、衰えたとは言え、遠藤家や常夏荘の力の後押しはある。しかし限られた人員と環境で熟慮し行動する。人生の様々な状況にあてはまる事柄だろう。考えたら実際に行動する。その大切さを教えてくれる作品です。

2019/04/30

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