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みんなの少年探偵団2 (ポプラ文庫 ん 1-11)

みんなの少年探偵団2 (ポプラ文庫 ん 1-11)

みんなの少年探偵団2 (ポプラ文庫 ん 1-11)

作家
有栖川有栖
歌野晶午
大崎梢
坂木司
平山夢明
出版社
ポプラ社
発売日
2018-04-04
ISBN
9784591158593
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「みんなの少年探偵団2 (ポプラ文庫 ん 1-11)」のおすすめレビュー

「少年探偵団」と「怪盗ルパン」。有栖川有栖、湊かなえ…錚々たる作家陣がオマージュするほどハマる理由とは?

『みんなの少年探偵団2』『みんなの怪盗ルパン』

 子供時代、誰もが一度は心をときめかせる怪人二十面相や怪盗ルパン……と言いたいところだが、最近の小学生はあまりこの辺りを読まなくなっているらしい。単純に子供向けコンテンツの数が増えたせいもあるが、何だか古くさい、話が難しそう(!)という印象があるそうな。

 時の移り変わりといえばそれまでだが、やっぱりもったいないなあ、とかつてときめきまくっていた子供のなれの果ては思う。この2冊に寄稿した作家の皆さんも、きっと同じ気持ちではなかろうか。

 ポプラ文庫から4月3日に発売された『みんなの少年探偵団2』と『みんなの怪盗ルパン』は、江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズとモーリス・ルブランの「怪盗ルパン」シリーズにオマージュを捧げるアンソロジーだ。2014年に乱歩生誕120年を記念して出版された『みんなの少年探偵団』に続く2冊である。

 今回も、書き手にはミステリーやジュブナイルの分野で活躍する錚々たる作家が揃った。

 少年探偵団の方は有栖川有栖、歌野晶午、大崎梢、坂木司、平山夢明。  怪盗ルパンの方は小林泰三、近藤史恵、…

2018/4/21

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みんなの少年探偵団2 (ポプラ文庫 ん 1-11) / 感想・レビュー

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HANA

ミステリ作家たちによる少年探偵団アンソロジー。前作に続いて、どれもこれも少年探偵団に対する愛に満ち溢れて読んでいて満足。内容もちょっとメタっぽい有栖川有栖や坂木司、気付けば納得する仕掛けを仕掛けている歌野晶午に描写がジュブナイルとは思えない平山夢明と、どの話もそれぞれの作者の特色が非常に良く出ていると思う。やはりどれだけ時代が過ぎても、少年探偵団と二十面相、明智探偵の魅力は不変だなあ。少年時代に彼らと共に黄昏のお屋敷町や孤島の洞窟、二十面相の秘密基地をわくわくしながら探検。そんな記憶が蘇るようであった。

2018/07/03

おれんじぺこ♪(15年生)

アンソロジー第二弾。みんな大好き(笑)怪人二十面相と明智小五郎、なのだなぁ。

2022/01/26

さこちゃん

あの世界観は感じる。しかし乱歩には遠く及ばず。乱歩もかなり無理がある場合があるが、この差はなんだろうか。みなさん残念。

2018/05/21

トリアタマペンギン

作家さん毎の少年探偵団に対する愛が伝わって来て楽しかった。 個人的に一番のお気に入りが『うつろう宝石』で、このちょっと薄暗い終わり方が堪らない。少年探偵団シリーズでは超人的な存在として描かれている明智小五郎。常にニコニコして全てを見通すその姿から不気味さを感じることがあるのですが、その不気味さの向こうにはこういう理由があったのかもしれないという気分になりました。

2018/04/22

ユッキーさん

1に続いて2も読了。有栖川有栖の話が面白かった。いやー、ずるい(笑)平山夢明は「らしい」なぁと思ったり。

2019/02/14

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