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みんなの怪盗ルパン (ポプラ文庫 ん 1-12)

みんなの怪盗ルパン (ポプラ文庫 ん 1-12)

みんなの怪盗ルパン (ポプラ文庫 ん 1-12)

作家
小林泰三
近藤史恵
藤野恵美
真山仁
湊かなえ
出版社
ポプラ社
発売日
2018-04-04
ISBN
9784591158609
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「みんなの怪盗ルパン (ポプラ文庫 ん 1-12)」のおすすめレビュー

「少年探偵団」と「怪盗ルパン」。有栖川有栖、湊かなえ…錚々たる作家陣がオマージュするほどハマる理由とは?

『みんなの少年探偵団2』『みんなの怪盗ルパン』

 子供時代、誰もが一度は心をときめかせる怪人二十面相や怪盗ルパン……と言いたいところだが、最近の小学生はあまりこの辺りを読まなくなっているらしい。単純に子供向けコンテンツの数が増えたせいもあるが、何だか古くさい、話が難しそう(!)という印象があるそうな。

 時の移り変わりといえばそれまでだが、やっぱりもったいないなあ、とかつてときめきまくっていた子供のなれの果ては思う。この2冊に寄稿した作家の皆さんも、きっと同じ気持ちではなかろうか。

 ポプラ文庫から4月3日に発売された『みんなの少年探偵団2』と『みんなの怪盗ルパン』は、江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズとモーリス・ルブランの「怪盗ルパン」シリーズにオマージュを捧げるアンソロジーだ。2014年に乱歩生誕120年を記念して出版された『みんなの少年探偵団』に続く2冊である。

 今回も、書き手にはミステリーやジュブナイルの分野で活躍する錚々たる作家が揃った。

 少年探偵団の方は有栖川有栖、歌野晶午、大崎梢、坂木司、平山夢明。  怪盗ルパンの方は小林泰三、近藤史恵、…

2018/4/21

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みんなの怪盗ルパン (ポプラ文庫 ん 1-12) / 感想・レビュー

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Nat

子どもの頃から、なぜかホームズよりルパンが好きでした。5つの短編がおさめられていますが、どの作品も読みやすく面白く懐かしい感じがしました。その中でも湊かなえさんの作品が、予想外によかったです。(普段の湊さんのイヤミスが苦手だったので)

2020/07/23

のぼる

真山さんと湊さんのルパンを読みたくて購入したが、全部まずまず面白かった。読んでる最中、貪るように読んだ小中学生の頃の記憶や思い出が頭の中をウロチョロしてうるさかった。

2019/12/18

Kei

これまで小説としてはルパンに触れてこなかったけど、 好きな作家さんが書いたアンソロジーという事で読んでみる。 湊かなえさんのお話が好きだな~ ハート盗んじゃったな~

2018/04/17

まいさん

5人の作家のルパン愛が溢れている怪盗アルセーヌ・ルパンのオマージュ短編集。ルパンの新作が読めたようで嬉しかった。彼らも私と同じように怪盗紳士アルセーヌ・ルパンの活躍に胸踊らせた一人なのだ。

2019/06/07

KUMAPON

子供の頃にポプラ社の怪盗ルパンシリーズ(怪人二十面相シリーズも)を読みふけって育った私にはたまらない1冊。「そうそう、ルパンってこんな人だった!」と懐かしさにひたすら浸る幸せな読書だった。いちばん完成度が高いなと思ったのは近藤史恵さんの『青い猫目石』だけれど、洗練されすぎて普通に大人向けの小説になってしまったような。その点、湊かなえさんの『仏蘭西紳士』は文体やセリフ回しがあの頃読んだ雰囲気のまま。すっかり童心に返ってルパンの活躍に喝采を送ってしまった。子供の頃読んだ本って身体に染みついちゃってるんだな…。

2023/07/17

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