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東京老舗ごはん 大正味めぐり (ポプラ文庫 も 1-4)

東京老舗ごはん 大正味めぐり (ポプラ文庫 も 1-4)

東京老舗ごはん 大正味めぐり (ポプラ文庫 も 1-4)

作家
森まゆみ
出版社
ポプラ社
発売日
2018-07-05
ISBN
9784591159323
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東京老舗ごはん 大正味めぐり (ポプラ文庫 も 1-4) / 感想・レビュー

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佐島楓

大正期に創業した老舗飲食店のルポ。どのお店の御主人も気持ちの良いかたばかり。震災と戦火をかいくぐり、食文化をはぐくんできたその経緯をうかがっているだけで、時代を経る重みが感じられる。このお店、ぜひ一度訪ねてみたいなぁ、と思わせてくださる本。

2018/07/08

ぶんこ

明治創業の老舗ごはんに続いて大正創業のお店紹介の本を読みました。飲食とは離れますが、丸の内ステーションホテルの地下にフィットネスラウンジがあるとは驚きました。こちらもお店の紹介だけではなく、当時の世相や創業者や後継ぎの話など面白かったです。今回行きたくなったのは京橋「伊勢廣本店」、根津「はん亭」。

2020/02/19

コジ

★★★★☆ 一応、食エッセイの括りに含まれる本書だが、主な内容は大正時代から続く東京の老舗を切り盛りする店主へのインタビューが主な内容と捉えて良い気がする。長く続く店を預かる主人たちの言葉は、何気なく語りながらもそこに込められた店やお客様への思い、先代達への尊敬の念が溢れている。守るべきものは守り続け、変えるべきところは躊躇なく変える。だからこそ長く愛される店になる。人もまた然り。と、老舗の主達に教えてもらえた気持ちになる。胃袋でなく心に響く珍しいタイプの食エッセイ。

2018/11/26

roatsu

自分の最愛のカレー店である共栄堂のカレーが表紙になっていて思わず購入。明治と昭和に挟まれた短くも個性的な大正という時代に創業し、商いを続ける都内の飲食店を取材した面白い趣向の一冊。共栄堂には大学時代から20年近く通っているが、改めて詳しく知れて良かった。文中で「商売が篤実で正直」という表現が出てくるが、いずれのお店もこれに尽きると思う。創業者から始まる家族や関係者の歩みはそれ自体がかけがえのないドラマだし、震災に始まり戦争、復興と成長など様々なことがあった星霜を乗り越えて今も美味しい食事を提供しているこれ

2018/07/14

みさどん

大正を始まりにもつお店のインタビュー集。戦後や災害を経ての現在を語ってもらう。その経緯に厚みがある。先代の努力や苦労が見えて、今に至る味にありがたみが出るというか。真摯に仕事をしている方ばかり。社会や流通、流行りの変遷があると、残っていくということがいかに大変か考えさせられる。行ってみたいお店がまたできた。

2020/01/23

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