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ライオンのおやつ

ライオンのおやつ

ライオンのおやつ

作家
小川糸
出版社
ポプラ社
発売日
2019-10-08
ISBN
9784591160022
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享年33歳の主人公が教えてくれる、かけがえのない日々の過ごし方『ライオンのおやつ』小川糸インタビュー

 もしも自分に癌が見つかり、余命宣告されたらどうするだろう? 癌と闘っている人の話を聞くたびに、そんな思いが頭をよぎることはないだろうか。小川さんにとっても「死」は大きなテーマで、今までの作品でも描かれてきた。「いつか、死そのものについて書きたい」と、ずっと温め続けてきた思いを形にした『ライオンのおやつ』は、小川さんの母親が癌を患ったことがきっかけで生まれた作品だ。

小川 糸 おがわ・いと●1973年山形県生まれ。2008年、『食堂かたつむり』でデビュー。同作品は映画化され、11年にイタリアのバンカレッラ賞、13年にフランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞。12年には、『つるかめ助産院』が、17年には『ツバキ文具店』がNHKでテレビドラマ化された。その他、『ファミリーツリー』『リボン』など著書多数。  

「母に癌が見つかったとき、電話で『死ぬのが怖い』と訴えられたのですが、わたし自身は自分の死に対して恐怖を感じたことがなかったので驚いて、『人は誰でも死ぬんだよ』と言いました。ただ、一般的には母のように、自らの死に対して恐怖を抱いている人のほ…

2019/11/11

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ライオンのおやつ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

死がテーマの小説。ゆっくり堪能したくて毎朝少しずつ読みました。主人公雫の話もホロリときましたし、モモちゃんの話も短いけど泣けました。死後に遺された人たちに思ってもらえたり、実体がなくても遺された人たちを見守ったり先に逝った人に会えるなら死を恐れるなくなれました。私も最期はライオンの家のような場所に行きたいです。

2020/01/03

kanegon69

瀬戸内海に浮かぶ小島。四方を美しく穏やかな海に囲まれ、レモン畑や葡萄畑が沢山ある。空気はどこまでも澄んでおり、太陽の陽が優しい。ライオンの家と言う名のホスピス。主人公の若い女性は末期癌。全て後始末してやって来た。小川糸さんの繊細で優しい文章。まるでこの穏やかな瀬戸内海の小島にいるかのようで心地よい。後半は迂闊にもカフェでボロボロ泣いてしまった。しかし読後の胸に去来するのは切なさや悲しみと言うよりむしろ「受け止めた」と言う穏やかな気持ち。誰にでも等しく訪れる死。願わくば自分も静かに受け止めて旅立って逝きたい

2020/01/13

bunmei

私の身近に、この物語に出てくる百ちゃんのような小学校3年生の女の子がいます。余命宣告を受けながら、現在も明るく生活をしています。でも、普通の学校生活は送れず、保健室登校をしているそうです。ちょっぴりおしゃまで、生意気な所はありますが、おしゃべり好きな素敵な女の子です。辛い治療によって体の各所に副作用も出ていますが、健気に泣き言を言わない彼女を見ていると、こちらが勇気と元気を貰い、思わず微笑んでしまいます。これからも彼女には、生きることに思いっきり我が儘になって欲しいし、執着して欲しいと願っています。

2019/12/12

のぶ

この本は小川糸版「生きる」だと思った。33歳して余命を告げられた主人公の海野雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色の中、本当にしたかったことを考える。そこで出会った人たちとの交流が描かれるのだが、それは決して暗いものではなく、温かく生きる事の意義を感じさせるものだった。入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、そこで選び出すものがどんなものであるのか、自分なら何を選ぶだろう?いろいろな事を思いながら、生きている事、死んでいく事のあり方を考えさせられた。

2019/10/27

しんごろ

瀬戸内の海とレモン畑がいっぱいで柑橘の香りが漂う大地。そんな環境にあるホスピスで余生を過ごす。見事に泣けた。泣いたわ~。『泣いた赤鬼』の赤鬼さんより泣いたわ~。そして、母性愛と慈愛に満ちたマリア様のようなマドンナ。マドンナがすごい。シマさんのギャグやってみたい。でも歯並び悪いからできないな(笑)。もし自分が余命宣告を受けたなら、残された時間は音楽を聴きながら本を読み、ひっそりと暮らし、新しい旅に出るという気持ちを作る準備をしたい。これからこれを読もうとする涙腺の弱い方は、バスタオルを準備してください。

2020/02/23

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