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ばけばけ

ばけばけ

ばけばけ

作家
那須正幹
出版社
ポプラ社
発売日
2018-12-07
ISBN
9784591161227
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あらすじ

氷室大造、75歳。妻に先立たれてから、楽しみといえば近所の公園で老人仲間と会うことくらい。このまま静かに人生の幕は閉じていくように思われたが、晩春のある夜、とんでもない「まさか」が起きる――。騙されることへの不思議な感覚、亡き妻への思い、罠を逆手にとる知恵。独居三老人が繰り広げる「詐欺」の物語は、ユーモアと切なさを漂わせつつ、ついに唖然とする結末を迎える。人生の味がする熟成エンタテインメント小説。

ばけばけ / 感想・レビュー

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itico

七十歳代のじいさん三人と一匹の狸の物語。狸は化かすもの、と言ってもこれは想像を上回る。独居老人の寂しい暮らしに彩り以上の生きがいを与えてくれた狸。しかし結末が・・・。ユーモアでオブラートされているがせつない話でもある。必要以上に美化しない淡々とした筆致が、この作家さんの持ち味なのかな。

2019/01/17

よんよん

「ずっこけ三人組」で知られている那須さん。奇しくも中年に続き、老人になったかのような三人が登場。たぬきに餌付けするところから始まり、化けるたぬきといろんな出来事に遭遇する。先立たれた奥さんに再会したいと願い、実際一緒に暮らす。最後は切ないが、なんともほんわかとする。

2019/01/30

純子

たぬきが亡くなった妻にばけて一緒に暮らしてくれるというファンタジー。でもあとがきに、山口には、たぬきのそういう力を信じている人たちがいるところがあると書いてあって、ええーっ?と思う。生きものと共存していた時代の心が、そこではまだ生きているのかなぁ。那須正幹さんは「老人文学」というジャンルを築こうとされている模様(笑)わたしももうその世界の入口にいると思うので、今後も注目していきたいです!

2019/03/17

そうたそ@吉

★★★☆☆ オレオレ詐欺にあった老人が、いつもつるんでいる老人三人組とともに、”化ける”ことのできるタヌキの力を借りて仕返しをするという何とも痛快な物語。三人組というところにズッコケ三人組を重ねて思い浮かべてしまうが、随所に「これはズッコケ老年三人組ではないか」と往年のシリーズを想起させるものがあり、どこか懐かしさも感じられた。ただそれだけではなく、後期高齢者の現実のようなものも描かれており、まさにそれは今の著者だからこそ書ける物語ではないかと思う。無難な面白さだが著者の新作を読めたというだけで嬉しい。

2019/02/23

hutaro

正直に言うと、高齢者のなんてことない日常話なので、そこまで面白くはなかった。ただ、こういう話って素敵だなと思う。タヌキの恩返しじゃないけど、亡くなった奥さんに化けて一緒に生活してくれるなんて…。しかも見返りを求めるでもなく、愛情を注いでくれる。複雑に考えなくて良い、単純にタヌキが大造のこと好きなんだろうなというのが伝わってくる。この著者、ズッコケ三人組の著者だとのこと。昔よく読んでたなぁ。

2019/03/06

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