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新装版 三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫 み 1-3)

新装版 三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫 み 1-3)

新装版 三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫 み 1-3)

作家
三浦しをん
出版社
ポプラ社
発売日
2019-04-04
ISBN
9784591162729
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「新装版 三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫 み 1-3)」の関連記事

三浦しをんのあふれる好奇心と読書愛!「人生で初めて、“男”に夢中になって本が読めなくなった(笑)」

 2006年に刊行された、本&カルチャーにまつわるエッセイ『三四郎はそれから門を出た』。三浦しをんの「好き」と「好奇心」が爆発する、笑いと感動のつまった名作が装い新たに復刊! これを記念し、三浦しをんさんにインタビューを行った。

■10年以上の時を経て、人気エッセイが新装版で復刊!

――ご自身でも改めてお読みになった感想はいかがでしたか。

三浦しをん(以下、三浦) やっぱり十数年も経つと、考え方や物の見方が変わるものですね。社会も、私自身も。当時はひっかからなかったけれど今はNGだな、と思う表現はいくつかありました。ただ、一度本になった以上、読んで傷ついたり嫌な気持ちになったりした方がすでに存在しているはずで、それは今、表現を変えたからといって消えるものではない。どうしても嫌だと思ったところは一部、変えさせていただきましたけど、自分が書いてしまったことですから反省すべき点はしつつ、基本的には以前のままの文章を収録しています。

――たとえば、どのあたりがNGだと思われたのでしょう。

三浦 そうですね……。「男に愛される女、女に愛される女」とか。女性同士の分…

2019/4/4

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新装版 三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫 み 1-3) / 感想・レビュー

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ミカママ

これもまた、しをんさんがご家族と同居されていた頃の(主に書評)エッセイ集。寝ても覚めても本を読んでいらっしゃる。起きている間は、食べているか呑んでいるか読んでいるか、という印象。そしてちゃんと本屋さんで本を買ってらっしゃるのはさすが。他人の本棚はたとえ許可を貰ったとしても、覗くのが恥ずかしいとおっしゃるしをんさん。大胆なのにシャイ、大雑把なようで繊細。そんなしをんさんの全てがわかるファン必読書。

2022/10/16

ぶち

三浦しをんさん、そうとうに重篤な活字中毒者です。「オシャレの追求に励むのは来世にまわし、今生では思うぞんぶん読書しようと思う。世の中にこんなに本があるのに、顔なんか洗ってる場合じゃない」(あとがき)ということらしいです。三浦さんの1日は「起きる。何か読む。食べる。何か読む。食べる。仕事をしてみる。食べる。何か読む。食べる。何か読む。寝る」で終るそうです。すごいなぁ.... 読みたい本がたくさん見つかりました。ちなみに、「三四郎はそれから門を出た」といいながら夏目漱石の本は1冊も紹介されていません(笑)。

2023/01/19

ALATA

「エロ本はいついかなる時も堂々と買う」三浦さんの心の奥深いところで息をひそめるエロスが痛快。私には到底出来そうもない行動原理は思わずクスッとなった。他に「男に愛される女、女に愛される女」で独自に研究を重ね、実践に至っっていないくだりは「色気がない」でバッサリ。好きなもの、仕事、恋愛などユーモアを交え、くすぐったいエピソード満載でした★4※「みうらしをん」と「みうらじゅん」。一字しか違わない、それが自慢?まじめにあそぶ、なんか可笑しい。

2024/01/30

のぶ

書評を中心としたエッセイ集。初出の単行本は2006年のようで、若き日の文章を味わう事ができた。最近、続けてしをんさんの書評を読んでいるので、同じような感想になってしまうが、難しい本を分かりやすく、内容は非常に深い。加えて文章は相変わらず、笑ってしまうぐらい面白い。読解力を改めて垣間見る事ができた。あとがきにあったが、あらすじ紹介に終始しない。最後の一、二行で「しかし、ここだけはいただけない」といったどんでん返しをしない。とあり、自分に思い当たりがあり、これには胸が痛かった。全体には楽しい本でした。

2019/06/04

じいじ

しをんさんは、本を書くだけでなく「読み手」のプロであることがよく分かりました。偶々、覗いた老人ホーム―折り紙や訳のわからないお遊戯を80の爺・婆がやらされているのを見て、「創造的な余暇の過ごし方が間違っている…」と、きつい一言。「麻雀とか、頭脳を働かせるものを…」は、老人の立場で、小生も大賛成です。地元の本屋へはよく行かれる由。エロ本も恥ずかしがらずに、堂々とレジへもっていくそうです。しをんさんのユーモア・センスと根っからの本好きを改めて確認しました。

2022/12/07

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