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きみの存在を意識する (teens’best selection)

きみの存在を意識する (teens’best selection)

きみの存在を意識する (teens’best selection)

作家
津田
梨屋アリエ
出版社
ポプラ社
発売日
2019-08-05
ISBN
9784591163566
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きみの存在を意識する (teens’best selection) / 感想・レビュー

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はる

読友さんの御感想から。様々な問題を抱える中学生たち。それぞれの悩みや葛藤が繊細な筆致で描かれていて引き込まれました。登場人物たちの真摯な想いが切ない。しかし、その想いは大人たちには伝わらない。特に担任教師の独善的な価値観に寒気がする。大人として、とても考えさせる物語。「人にわかってもらうということが、大変なのがよくわかった」。あとがきを読んで作者の強い想いが理解出来ました。哀しくて苦しい物語だけれど、凛とした子供たちの姿が爽やか。彼らのその後が気になるなあ。

2019/10/09

☆よいこ

ど直球で痛いくらい突き刺さるYA。それぞれの立場からみた中学2年生の学園生活が5編[おぼろ月、名残月]養子でやって来た同い年の弟、親友だと思っていた友達が離れていく、文章を読む障害があるかもしれないとの気づき。石崎ひすいは優等生だと思われたかった。[自分の正体スペクトル]男だとか女だとかよりも自分でありたいと思う入来理幹(いりきみき)[血のインク]可愛い顔という自分の特性を生かす心桜(こはる)は、書字障害に対する支援を求める。[出さない手紙]ひすいの弟[ゴルディロックスの行方]化学物質過敏症と不登校。▽

2019/11/01

ベーグルグル

とても良かったです。生きづらさを抱える中学2年生の連作短編集。ディスレクシアなど、見た目で分からない障害は、周りに合理的配慮が求められにくく、辛い思いをしている事がより一層分かった気がする。配慮が出来る社会になってほしいと切に感じた。あとがきで作者である梨屋さんが識字に困難であったと知った。梨屋さんだから書けた作品であると共に、この本に出会えた事に感謝。色んな方に読んで欲しい一冊。

2020/11/08

おかだ

いやぁ…読後に実感する、これめちゃめちゃいいタイトルよな~。そして実際私はこの物語に出てくる困難を、知識としてはあったものの日々の生活の中で意識した事がなかった。この物語の主人公たちは中学2年生。ディスレクシア、Xジェンダー、書字障害、化学物質過敏症、里親の元で暮らす子…自分から声を上げなければ見逃されてしまいそうな違和を強烈に抱えながら生きる思春期の彼等。心桜の「生きてようね。みんな、死なないで、生きていてね」が…なんという、切実な響き。これは世の教師の方々に読んでみて欲しいやつ。

2020/01/31

ぶんこ

見た目からは簡単に識別できない障害を抱えた子ども達。守るべき親や先生に理解がないとどうなるか?こうなるという本でした。文字を読むのが難しい、文字を書くのが難しい、自分は女性だと思いつつ悩む、里親が弱者を助ける運動にのめり込み、一緒に暮らす実娘、養子の息子の悲しみに気づかない親。臭いに敏感すぎて体調を崩す子。読んでいて強く思ったのは「親は何をしているのか。早く専門家の診断を受けさせてあげて」でした。病状に合った対応をしてくれる学校を探し、転校手続きをしてくれた母再婚相手に感謝です。

2019/10/30

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