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ギフト (ポプラ文庫 は 9-2)

ギフト (ポプラ文庫 は 9-2)

ギフト (ポプラ文庫 は 9-2)

作家
原田マハ
出版社
ポプラ社
発売日
2021-01-04
ISBN
9784591167922
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原田マハの短編集『ギフト』が文庫化!「どの話も優しさに包まれている」「ちょっと落ち込んだ時に読むと響く」と絶賛のショートストーリー

『ギフト』(原田マハ/ポプラ社)

 第25回「山本周五郎賞」に輝いた『楽園のカンヴァス』や、画家・ゴッホをめぐる物語を描いた『たゆたえども沈まず』など、数々の名作を生み出してきたストーリーテラー・原田マハ。その才能を存分に堪能できる短編集『ギフト』が、2021年1月4日(月)に文庫化を果たす。

 同書に収録されているのは、心温まる20の物語(ギフト)。慌ただしい日常の中に潜んだ“小さな幸せ”が、さまざまな人間関係と共に描き出されていく。1話ごとの分量が短いショートストーリーだからこそ、ギュッと凝縮された作家の個性を楽しめるだろう。

 もやもやとした気持ちを抱いて私は旅に出る(「この風がやんだら」)。大学時代の親友の結婚式へ向かう特別な近道(「コスモス畑を横切って」)。海外留学の前夜、桜並木の下を父親と歩く(「そのひとひらを」)。エニシダの枝に飾られた、彼からのメッセージ(「花、ひとつぶ」)。どの短編に描かれているのも、特別なエピソードではない。ごく平凡に生きている人が共感できるような、リアルなシチュエーションが設定されている。丁寧に描き出される登場人物…

2021/1/3

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ギフト (ポプラ文庫 は 9-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mae.dat

戸惑った。初めの1,2話はね。物語が始まったと思ったら、終わっちゃうの。何事!? って思うよね。ラストの短編以外はショートショートだったんだよ。と、言うより、ほんの一場面を切り抜いた様なの。取り立てて特別な事ではなく、日常の延長線にある事の。そして、ちょっとだけ前向きな気持ちになったり、気持ちを引き締めたりする終わり方なのね。主人公は全て女性で、名前は示されてなくて、一人称視点なの。読者が女性である場合、あたかも自身が主人公を演じる様な仕掛けとしているのかな。ちょっと変わってる。実験的な感じもするね。

2022/09/04

女性が主人公の短編集。読みやすい。最後の『ながれぼし』が良かったです。お母さんと娘との話を読むとつい自分の立場でも考えてしまいます。他は恋愛モノ。どれも幸せな未来が待っている話で、気張らずリラックスして読めました。

2021/04/05

bunmei

マハさんが贈る心温まるギフトの数々。決して豪華なプレゼントではなく、若い女性の日常の中に抱える、様々な悩みやネガティブな気持ちを、少し新しい見方に変えることによって、ポジティブにしてくれるギフト。人と人の縁を大切にしたマハさん流の温かみを加えて綴られている。どれも素敵なギフトではあり、ホロリとさせられる。中でも『ささやかなひかり』は、本書のパテェシエとは違うが、美大に入学したのに、「漫画家になる」と大学を辞め、茨の道の夢を追いかけ、独り東京に出て頑張っている娘と重なり、思わず熱いものが込み上げてきた。

2021/02/08

けんとまん1007

ギフト。一番のギフトへ人への思いだと思う。人を思い、少しの心配りと、小さな勇気。そこい気づかないこともあるだろう・・・でも、時間が明日につながる。

2021/02/21

hit4papa

3〜4ページのショートストーリーが20作品収められた短編集。殆どが某百貨店関連の広報誌や某結婚情報誌に掲載されたものなので、女性が主役かつ彼女たちに希望を与える内容です。ちょっと凹んだ後の活力がギフトなのかな?感情移入が難しいショートショートゆえに、恋愛やキャリアなど、共感しやすいテーマを取り上げています。読み終えるのも早いのですが、心に響くほどの作品はなく、忘れてしまうのも早い印象です。キャリアアップする部下へ、上司が12月だけのカレンダーを渡す「12月のカレンダー」だけは、出来過ぎ感が印象に残ります。

2023/01/01

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