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階段にパレット

階段にパレット

階段にパレット

作家
東直子
出版社
ポプラ社
発売日
2020-11-11
ISBN
9784591167991
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階段にパレット / 感想・レビュー

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starbro

東 直子、二作目、小説は初読です。 本書は、アトリエ再生ハート・ウォーミング・ストーリーでした。ルイのような少年が将来天才画家になるのかも知れません。私も小さい頃は絵を描くのが好きでしたが・・・ 近所にアトリエ・キーチがあったら絵を描きたいなぁ🐘 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008305.html

2021/02/13

みっちゃん

「ミャア」と鳴く不思議な少年に誘われるように辿り着いた路地の奥、蔦の絡まる小さな古い家。寡黙な少年も、ここで絵画教室を開こうとする実弥子も、何か悲しみを胸の中に仕舞いこんでいる。1人、また1人と集い、賑やかになっていく穏やかな日々の描写と、明らかになる喪失の過去。「寂しくはないですか?」「今、すごくすっきりした気持ちなんです。寂しいって言えて」私も涙目になってしまう。亡くした時間も大事なひとも戻らない。でもその想いを口に出せて、受け止めてくれる人がいる事で、また一歩前に歩き出せる。優しい再生の物語。

2021/06/15

nico

蔦のからまる古い一軒家に開かれた絵画教室"アトリエ・キーチ"。小学生から大人までが集まり一緒になって絵を描く。感性の赴くまま無になって、自分の内面にあるものを真っ白な画用紙の上に表現する。頭の中で生まれた、言葉では表現しにくいものが、絵になって外の世界へ広がっていく。自分の気持ちを言葉や形に変えることは大人でも難しい。子供なら尚更そうだろう。言葉数の少ない子供の気持ちも、言葉とは違う形になっても周囲の大人がもっと受け止められるといいのに。そのためには大人も想像力を鍛えないといけない、と自戒を込めて思った。

2021/04/25

ゆみねこ

夫を亡くし失意の中で思い出の町を歩く実弥子は、三毛猫に導かれ蔦の絡み付いた古家にたどり着く。古家を借りてアトリエキーチを開くとそこは様々な人の集う場所になって行く。こんな素敵な絵画教室に私も通ってみたいって思いました。ルイくんの絵を想像しながらの楽しい時間でした。

2020/12/08

いたろう

上野にほど近く、路地の多い町、そして階段、これは、谷根千の辺りなのだろうか。猫に誘われて、追いかけてみたら・・・。まるで「不思議の国のアリス」のように始まる新しい世界。それは、ウサギの穴ならぬ、長い階段を降りた先にあった古い家。画家でイラストレーターの実弥子は、この家を借りて、リフォームし、アトリエを作って絵画教室を開く。夫と死に別れ、一人になっていた実弥子の、絵画教室に集まってきた子どもたち、大人たちと交流が微笑ましい。そして、極端に無口な少年、ルイが、絵を描くことで自分の世界を拓いていく姿が心を打つ。

2021/02/05

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