読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

百貨の魔法 (ポプラ文庫 む 3-1)

百貨の魔法 (ポプラ文庫 む 3-1)

百貨の魔法 (ポプラ文庫 む 3-1)

作家
村山早紀
出版社
ポプラ社
発売日
2021-04-07
ISBN
9784591170052
amazonで購入する

「百貨の魔法 (ポプラ文庫 む 3-1)」のおすすめレビュー

“夢の在り処”を模索する舞台は閉店危機の百貨店。2018年本屋大賞ノミネート作品! 村山早紀の『百貨の魔法』が文庫化!

『百貨の魔法』(村山早紀/ポプラ社)

『シェーラ姫の冒険』『風の丘のルルー』『コンビニたそがれ堂』など数々の名作を生み出し、子どもから大人まで幅広い読者を持つ村山早紀。そんな彼女の「2018年本屋大賞」ノミネート作である『百貨の魔法』(ポプラ社)が文庫化され、2021年4月7日(水)に発売された。

 同作の舞台となった星野百貨店は、村山が構想する“風早”の街に軒を連ねている百貨店。「2017年本屋大賞」にノミネートされた『桜風堂ものがたり』の作中では、銀河堂書店がテナントとして入っていた百貨店として登場しているため、読者の中でもすでに有名な百貨店として知られている。

 物語は、第一幕から終幕まで6つのストーリーで構成。星野百貨店と共に生きるスタッフや創業者の一族、お客様の目線で話が展開していく仕様だ。第一幕は村山が「百貨店がきらめきを放っていた頃の象徴的な存在」と語るエレベーターガール・いさなの話から幕を開ける。

 ただ星野百貨店は、今でもお客様で賑わう場所かというと、そうではない。現代の百貨店が置かれている赤字や、閉店、業界再編などの危機的状況が丁寧に…

2021/4/21

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

百貨の魔法 (ポプラ文庫 む 3-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

SJW

「桜風堂ものがたり」で登場する星野百貨店の物語。百貨店が閉鎖されていく時代の流れの中で、「閉店するのでは?」という噂が流れるが、エレベーターガール、テナントの靴屋の店長、宝飾店売場のマネージャー、資料室のスタッフ、新人コンシェルジュたちがそれぞれなの持ち場で頑張り続ける。過去のエピソードが現在の暖かい話に繋がっていく展開や、星野百貨店を中心に縁が多くの人達を結びつける物語にほっこりとさせられた。

2021/05/31

bunmei

自分が幼少だった頃、休日におめかしして、街の百貨店に出かけるのは、我が家の一大イベント。素敵な商品、レストランでのお子様ランチ、屋上の遊園地等、昔懐かしい昭和の匂いが蘇ってくる一冊。しかし、今や不況の波にのまれ傾きかけている百貨店業界。そこに勤める様々な立場の百貨店員が品位を保った接遇を通して、昔から地元に愛されてきた『星野百貨店』を守っていくお話。物流としての百貨店の価値ではなく、人と人との関係性や互いを思いやることで成り立っていることを、店員達の生い立ちも含めた素敵なエピソードと共に綴られている。

2021/07/27

mayu

子供の頃、両親に連れられ百貨店に出かけ、屋上にあった遊園地で遊び、レストランで食事をする。そんな休日を楽しみにしていたことを懐かしく思い出した。風早の街にある星野百貨店も、地元の人に愛され、地元の人の思い出とともにある百貨店だ。そこで働く従業員もまた自分の働く店に誇りを持ち、愛している。時代は移り変わって、百貨店にとっては斜陽の時が来ても、人々の想いは変わらずに受け継がれている。ちょっと不思議な言い伝えとともに。ほんの少しの魔法でまた頑張れる。このあたたかな笑顔あふれる場所がこれからも続くといいなと思う。

2021/10/31

佐島楓

ひとは、過去を抱えながらも、それを乗り越えていまを生きていくしかないのだと思う。前向きに生きたいと願うひとの背中を押す「魔法」は、きっと誰でも使えるのだ、そんな気がした。

2021/04/30

たるき( ´ ▽ ` )ノ

表紙の絵を見ているだけで心がときめく。このドアの向こうにはどんな世界が待っているのだろう、とワクワクする。その期待を裏切らない内容で、とても心が癒された。夢を見させてくれてありがとう!!

2021/04/16

感想・レビューをもっと見る