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僕たちの幕が上がる (ポプラ文庫ピュアフル つ 2-1)

僕たちの幕が上がる (ポプラ文庫ピュアフル つ 2-1)

僕たちの幕が上がる (ポプラ文庫ピュアフル つ 2-1)

作家
辻村七子
出版社
ポプラ社
発売日
2021-11-05
ISBN
9784591172117
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「僕たちの幕が上がる (ポプラ文庫ピュアフル つ 2-1)」のおすすめレビュー

若手俳優&天才演出家の熱いバディストーリー『僕たちの幕が上がる』が話題!――読者絶賛の理由とは?

『僕たちの幕が上がる』(辻村七子/ポプラ社)

 小説家・辻村七子氏の最新作『僕たちの幕が上がる』(ポプラ社)が話題だ。読者からは、俳優や演出家にスポットを当てた青春演劇物語に、「めちゃくちゃ面白かった。ページをめくる手が止まらなくて一気に読んじゃいました」「演劇ってスゴい! 役者ってスゴい! 知らない世界の勉強にもなりますね」などと絶賛の声が相次いでいる。

 同作はアニメ化もされた大人気作品『宝石商リチャード氏の謎鑑定』の著者が手掛ける若手アクション俳優&孤高の天才演出家の青春演劇バディストーリー。ある事件をきっかけに芝居ができなくなってしまったアクション俳優・二藤勝と、今をときめく天才演出家・鏡谷カイトの2人を中心に物語が展開していく。

 カイトから新たな劇の主役に抜擢された勝は、俳優生命をかけて初めての舞台に挑むことに。様々な困難を乗り越えて、勝は劇を成功させることができるのか、またカイトが勝を選んだ理由はなんだったのか…。飄々とした実力派俳優、可愛い子役の少年、不真面目な大御所舞台俳優など、個性的な脇役たちも物語に彩を添える。舞台にかける人々の熱…

2021/12/8

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僕たちの幕が上がる (ポプラ文庫ピュアフル つ 2-1) / 感想・レビュー

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カナン

何故幕が上がる瞬間は、何時もあんなに心拍数が上がるのだろう。息を止めてその瞬間を待つ私達の見えない処で、普くきらきらとした舞台装置の裏で、役者達は我武者羅に戦っている。仲間の未来を奪った罪。決して消せない壮絶な過去の暴力。いじめ、過失、貧困、裏切り、睨みつけた眼差しと心に滲む血。恐れながら探る己の「出来ること」。溢れた涙のように滴り落ちる拍手の嵐の中、その魂の色が見えたらいい。舞台という長方形の枠から、幕が下りた後まで、彼らが演じきった命の炎がこの瞼に指に燃え移り、胸を視野を明るく美しく焦がしますように。

2021/11/07

よっち

ある事件をきっかけに芝居ができなくなってしまったアクション俳優の二藤勝。今をときめく天才演出家・鏡谷カイトから新たな劇の主役に抜擢された勝は、俳優生命をかけて初めての舞台に挑む青春演劇小説。個性的な脇役たちと一緒に臨む初舞台、クールで合理的な天才演出家・鏡谷カイトが勝を選んだ理由、そして勝が抱える苦い過去。男たちしか登場しない物語ですが、登場人物たちそれぞれに舞台に賭ける熱い想いや生き様があって、数々のトラブルに直面しながらも真っ向からぶつかりあい、乗り越えてみせた結末にはぐっと来るものがありました。

2021/11/06

ひぬ

【電子】作者買い。ある事件によりアクションができなくなってしまったアクション俳優・二藤勝。天才演出家・鏡谷カイトからのオファーにより劇の主役に抜擢されますが、彼は勝の高校のかつての同級生で…思った以上にヘビーな内容ではありましたが、楽しめました。周囲の登場人物達も華があり、良かったです。作者の表現の仕方がとても好きでした。

2023/11/24

kira

作家買い。仕事をセーブしているアクション俳優と新進気鋭の若手脚本家が作り上げる舞台。2.5次元と言われるジャンルの舞台やミュージカル好きだしバクステ密着映像とかもよく見るので、演じる側も見る側もその日限りの、再現不可能な空間を共有する興奮とか舞台はナマモノっていうあの感覚が瑞々しい文章で良く描かれていてするする読めた。でも欲を言えばもっと深く掘ってほしかったかな…勝とカイトの関係性もちょっと無理矢理な感じで描くにはページ足りてない気がしてもったいない。あと天王寺司だけで1冊書いて下さって構わないまで思うw

2021/11/26

だてこ

青春!爽やか!面白かった!若手アクション俳優の二藤が初めての舞台に挑む物語。周りがみんないい人!途中ハプニングがあっても暗くならず明るく解決。こんなに読んでて清々しい小説久しぶりかも。個人的にファンの子の会話が大好きです(笑)私も推しがいるからめっちゃ気持ちがわかる。主人公と演出家・鏡谷や昔の俳優仲間篠目とのエピソードもよかった。

2023/12/23

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