読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6 (ヤングアニマルコミックス)

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6 (ヤングアニマルコミックス)

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6 (ヤングアニマルコミックス)

作家
武田一義
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)
出版社
白泉社
発売日
2019-01-29
ISBN
9784592162162
amazonで購入する Kindle版を購入する

あらすじ

昭和20年、3月10日深夜――。東京で大規模な空襲と同じ頃、ペリリュー島で生き残った田丸たちは食糧調達に成功。“水”と“食糧”を手に入れた彼らは再び“徹底持久”という目標を掲げ、集団生活を始める。飢えと渇きから解放された日々。それは、死と隣り合わせの戦場で、ほんのひと時の平穏。しかし、わずかな“余裕”を得るまで、気づかなかった戦争の一面を田丸らは知る――。極限状況下で、他者と常に行動を共にし、生活をする困難。明日をも知れぬ戦場で、懸命に日々を生きた若者の真実の記録。

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6 (ヤングアニマルコミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yoshida

戦争の狂気、悲惨さを描いた作品。玉砕の島ペリリュー。この島で起きたことを伝え、戦争の虚しさを訴える。戦争映画もドラマもみなくなった現在において、柔らかい絵柄で戦渦を描くこの作品は貴重だろう。米軍の火炎放射機の酷さ、日本兵の金歯を「ゴールド・ラッシュ」と言い漁る米兵の野蛮さ、極限まで飢えた日本兵の人肉食、空襲の恐怖。様々な戦地で同様のことが起きた。これらは文明が発達した20世紀に現実に起きた野蛮な現実なのだ。そして21世紀になっても世界から戦火は消えない。世界から戦火をなくすことは、我々の重い課題である。

2019/02/11

次々と仲間が犠牲になり、敵から逃れ、空襲から逃れ、命がけで食糧を調達し、1日を生き延びることがこんなにも過酷な状況はまさに生き地獄だと思います。主役だからか田丸の運の良さは異常すぎるような気もしました。戦死した仲間の犠牲の上に生きていることもとても伝わります。

2019/02/12

かっぱ

アメリカ軍の日本兵生き残り掃討作戦が開始される。米兵による火炎放射器の使用、遺体の口を裂いて金歯を取り出すなど残酷な描写が目立つ。ただ殺されるのを待っているだけとしか思えないような状況になってきた。東京大空襲の翌日~翌々日まで茨城県で焼けた紙や煤が空から降って来たそう。

2019/02/03

アーちゃん

発売日に購入して、そのまま積読しておいた6巻は、田丸の両親が水戸で空襲に遭うシーンから始まり、米軍の掃討作戦に終わります。これまでの巻で、悲惨なシーンに慣れてしまったのか、淡々と読み終わりました。舞台が昭和20年3月なので、あと少しだとは思いますが、話し言葉が現代の「ら抜き言葉」になっているところがあり惜しい。「食べれてる」「逃げれない」は当時の言葉ではありません。せっかく絵が良いのだから、できるだけ当時の言葉遣いを使用して欲しい。これは作者というより編集のチェックミスだと思います。次巻に期待。

2019/02/13

りこむん@夕凪の街 桜の国を読んで欲しいの!

安住の場所は無い。着ている物も、持っている物も…失われていくばかりでも、人は生きていく…戦闘の中で恨みは募り、人が人を獣のように扱う。ゴールドラッシュ…人とのしての普通の?感覚はどちらも失われている…その中で必死ににげ、必死に生き延びようとするんだ。とうとう、見慣れたキャラも戦死。AIが進歩している昨今、いつしか、人が人を殺すのがゲーム感覚になって…簡単に開戦しちゃうのではないだろうか?その時、人は人の痛みを苦しみを理解できるのだろうか?

2019/02/07

感想・レビューをもっと見る