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ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6 (ヤングアニマルコミックス)

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6 (ヤングアニマルコミックス)

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6 (ヤングアニマルコミックス)

作家
武田一義
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)
出版社
白泉社
発売日
2019-01-29
ISBN
9784592162162
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ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6 (ヤングアニマルコミックス) / 感想・レビュー

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yoshida

戦争の狂気、悲惨さを描いた作品。玉砕の島ペリリュー。この島で起きたことを伝え、戦争の虚しさを訴える。戦争映画もドラマもみなくなった現在において、柔らかい絵柄で戦渦を描くこの作品は貴重だろう。米軍の火炎放射機の酷さ、日本兵の金歯を「ゴールド・ラッシュ」と言い漁る米兵の野蛮さ、極限まで飢えた日本兵の人肉食、空襲の恐怖。様々な戦地で同様のことが起きた。これらは文明が発達した20世紀に現実に起きた野蛮な現実なのだ。そして21世紀になっても世界から戦火は消えない。世界から戦火をなくすことは、我々の重い課題である。

2019/02/11

ゆいまある

5巻までペリリュー沖で再読した。辛かった。帰国してこちら。玉砕後もペリリューでは戦闘が続く。生き埋めにされたものは仲間の死体を食べて生き抜く(埋められた人結構多かったのね。むごすぎる)。とっくに食料も水も尽きているので、米軍から盗んで生きるしかない。当然米軍もそのままにはしておけないので、日本兵は大量に殺される。水さえ飲めずに死んでいった一人一人が丁寧に描かれる。

2023/04/23

次々と仲間が犠牲になり、敵から逃れ、空襲から逃れ、命がけで食糧を調達し、1日を生き延びることがこんなにも過酷な状況はまさに生き地獄だと思います。主役だからか田丸の運の良さは異常すぎるような気もしました。戦死した仲間の犠牲の上に生きていることもとても伝わります。

2019/02/12

かっぱ

アメリカ軍の日本兵生き残り掃討作戦が開始される。米兵による火炎放射器の使用、遺体の口を裂いて金歯を取り出すなど残酷な描写が目立つ。ただ殺されるのを待っているだけとしか思えないような状況になってきた。東京大空襲の翌日~翌々日まで茨城県で焼けた紙や煤が空から降って来たそう。

2019/02/03

こも 零細企業営業

地獄だよ。アメリカでもない、日本でもない土地で現地の人を追い出して殺し合い。いや、この巻だと掃討戦になってるな。人命を優先するアメリカと、人命より作戦を優先する日本の差がはっきりと出てる。

2019/01/29

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