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BEM 1 (ヤングアニマルコミックス)

BEM 1 (ヤングアニマルコミックス)

BEM 1 (ヤングアニマルコミックス)

作家
野原もさえ
ADKエモーションズ
村田蓮爾
出版社
白泉社
発売日
2019-08-29
ISBN
9784592164012
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「BEM 1 (ヤングアニマルコミックス)」のおすすめレビュー

人間と妖怪、醜いのはどちらなのか――

『BEM(1)』(野原もさえ:漫画、ADKエモーションズ:原作、村田蓮爾:キャラクター原案/白泉社)

 今年2019年7月より夏アニメとして放送されている『BEM』。あの有名な『妖怪人間ベム』を大幅にリメイクして作られた作品で、先日コミカライズ版『BEM(1)』(野原もさえ:漫画、ADKエモーションズ:原作、村田蓮爾:キャラクター原案/白泉社)も発売された。

 本作品の舞台となるのは、架空の街「リブラシティ」。政治、経済、文化の中心で高層ビルが建ち並ぶ洗練された街「アッパーサイド」と、そこから橋を渡った先にある汚職や犯罪にまみれ荒廃した街「アウトサイド」の2つの地域で構成されている。

 そんなリブラシティの正義感に溢れる若き女性捜査官ソニア・サマーズは、以前はアッパーサイドに勤務していたが、頑なに正義を貫く姿勢と性格が仇となり、アウトサイドへ左遷されてしまう。そして彼女は、アウトサイドの現実を知ることとなる。

 警察が「舵取屋」と呼ばれている裏組織と持ちつ持たれつの関係を築き、刑事も“目こぼし料”をもらって見て見ぬふりをする世界。街では犯罪が日常化し、…

2019/9/15

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