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シャンピニオンの魔女 1 (花とゆめCOMICS)

シャンピニオンの魔女 1 (花とゆめCOMICS)

シャンピニオンの魔女 1 (花とゆめCOMICS)

作家
樋口橘
出版社
白泉社
発売日
2020-04-20
ISBN
9784592227274
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「シャンピニオンの魔女 1 (花とゆめCOMICS)」のおすすめレビュー

彼女が歩いた道には毒キノコが生える⁉ “シャンピニオン(キノコ)の魔女”と呼ばれる孤独な少女の美しくて切ないファンタジー

『シャンピニオンの魔女』(樋口橘/白泉社)

 子どもの頃に夢見たおとぎ話の世界に吸い込まれるような読み心地だった。マンガ『シャンピニオンの魔女』(白泉社)の著者は樋口橘さん。特殊能力をもつゆえに外界から隔離された子どもたちを描いた代表作『学園アリス』の主人公には、喜怒哀楽を共有できる仲間がいたが、本作の主人公・ルーナは、毒を発する体質のため、吐く息がかかれば人は苦しみ、触れるだけで皮膚がただれてしまう。王族に仕える“白魔女”とちがって、どこにも属さない“黒魔女”であるルーナは、街の人から忌み嫌われている。言葉を交わせる精霊たちがいるから、さみしさを紛らわすことはできるけれど、人間の友達をつくることもできなければ、もちろん恋もできない。その境遇をひがむでもなく、人を恨むわけでもなく、ルーナは黒い森の奥深くで、ひとりでひっそり暮らしている。

 街の人たちが列をなして買う薬はルーナのつくったものだが、誰もそのことを知らない。ルーナが歩いた道には毒キノコが生えるから、遠巻きにおそれて陰口をたたくけれど、ほんとうは、そのキノコも、人の邪気を吸い込んで生まれるも…

2020/4/22

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シャンピニオンの魔女 1 (花とゆめCOMICS) / 感想・レビュー

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わち ⊱^>ω<^⊰ฅ

キノコ大好きか! キノコ愛が凄い。 森の生き物たちは二つの姿があるようで、どちらも可愛いのですが何より変化の際の"鼻つん"が萌え。 おとぎ話のようで面白いです。 番外編も好き。オーギュストの孫は絶対、黒魔女に理解あるはず。

2020/05/02

歩月るな

イチオシキノコ漫画。ではなく魔女漫画。ソーシャル・ディスタンス保つ系。世界設定は重め。黒魔女さんの周りは、優しい世界、と思いたいのだけれど、キノコの事を考えると、その分だけ世界の優しくない部分に触れる事になる。たまらなくいとおしくなる。そんなおとぎ話。Tipsの詳細さには目を見張ることでしょう。アシさん資料用な面もあるようですが妙な有難さを感じる次第。ルーナの衣装も毎回、場面設定ごとに違う。これ作画カロリーとかじゃなくて、楽しいんだろうなぁって思う。まとめ頁まである。眼福。幸せがいっぱいの漫画、しかし。

2020/05/26

kenitirokikuti

魔法少女物件:拡大版:樋口橘氏(代表作『学園アリス』)のマンガPark移籍第一作である。アプリの方ではLINEマンガみたく各話がぶつ切り配信されてるので、単行本でまとめて読む方がいいね▲シャンピニオン(きのこ)の魔女(ヒトではないので極めて長生である)は、『ナウシカ』の腐海のように地の穢れや毒を吸い取って浄化するのだが、本人も毒を帯びてしまうのでふつうの人間とは自由に接することができないのだ。黒い魔女は人間社会から迫害されるのだが、魔女ルーナ自身は純情で、人恋しさに涙する彼女の姿は可哀そうだが可憐で良い。

2020/04/28

Melon Matsuda

おおっ! 羽海野チカの推薦帯☆ 最初、ファンタジー色が強くてそういう方向なのか? と思ったが、途中からちゃんと少女漫画していて安心した。でも、ちょっと全体的に切ない感じですかねぇ。続きも楽しみだ。

2020/06/26

小紫

黒魔女ルーナの暮らしを一緒に体験しているような、ほっこりした絵で和みました。人の悪意を吸い取ってキノコで浄化しているのに、周囲には理解してもらえておらず、しかも自分自身が毒を発する体質になってしまったのがなんとも可哀想で、ちょうど今マスクで防御しているこのご時世のことを思うと、なんともやりきれない気持ちになります。ただ、本当に絵の方は少女漫画らしく可愛らしくて、ルーナのドレスやキノコの家の設定なども細かく描き込まれているのが楽しいです。もう少し、ルーナにとってやさしい世界観の場所だったらなぁ、と思います。

2020/10/02

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