メジロバナの咲く 3 (楽園コミックス)
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メジロバナの咲く 3 (楽園コミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
ステフとリズの過去が語られる第3巻。中村明日美子の漫画は、白を意識した画が特徴的だ。背景をいたずらに描き込むことのない画は、結果として余白の存在を許す。その余白は、つまり白であり、中村はそこに心情を描き込まずして描いているのだ。と同時に、白をベースとした画は、黒の効果を存分に発揮もさせる。ふいに現れる黒髪や夜、あるいは影、そして血といった黒の存在は、白を基調とした世界であるからこそ映える。もちろんそこにも、心情があることは言うまでもない。
2023/01/08
miaou_u
今巻では、リズ、ステフ、校長の関係性が明かされます。家族を取り巻く暗い影がありながらも、学園での生活に光を投げかける主人公、ルビーはほんとうに純粋で面白いキャラクターだなぁ。そんなルビーとの出会いが、ステフやリズの頑なな心を解いていっているのでしょう。清廉と深淵が混ざり合う中村明日美子さんの世界、今巻も堪能させていただきました。前巻の感想にも書きましたが、この作品には、やっぱりサティの、ジムノペディが似合う。読みながら、頭の中でBGMが流れておりました。さて、学園では新たな事件が。。次巻が待ち遠しいです。
2023/01/04
suisei214
ステフとリズの過去の出会いからの現代の失せモノ探し ステフの綺麗さとルビーとのやり取りの可愛さが堪能できる巻 新キャラがどう動くか次巻に期待
2023/01/10
おこげ
淫らな男性にすっかり心を許していた幼い日のリズを気付かせた、姉となる人の恩。今は本当の姉妹のように近しい関係であるステフとリズの出会いが、先述の強いヘテロ描写もあり実に苦い。ルビーの方は新しい友人ブライスと仲良くなるも…すんなりとはいかなさそうだ。
2022/12/26
koimatitubomi
痛みに耐えること、痛みを忘れること、痛みを受け入れること。
2023/01/25
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