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光の祈り

光の祈り

光の祈り

作家
藤城清治
出版社
白泉社
発売日
2013-09-27
ISBN
9784592732747
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光の祈り / 感想・レビュー

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Gummo

89歳にして現役の影絵作家・藤城清治さんの作品集。過去の作品から、今年開館した藤城清治美術館の大作や被災地の風景などの最新作まで、美しく幻想的な光と影の世界に心を奪われる。猫を多頭飼いされているほど猫を愛する藤城さん。作品中にも数多くの猫が登場するのが猫好きには嬉しい。16、7歳の頃、猪熊弦一郎さんに師事して影響を受けたそうだけど、猪熊さんも猫好きだからお互いに通ずるものがあったのかも(笑)。

2013/12/24

かいゆう

ゴロウデラックスで藤城さんの作品を見て驚いたのでこの本を借りてみた。これは影絵の一言では到底表せない。カミソリで切り取られ現れる、影となる黒い部分だけでも十分に惹きつけられる。その上、カラーフィルムを貼り付け、光を通した時の、その美しさに魅せられる。色鮮やかさが影を引き立て、影が色を引き立てる。1番好きな作品は『悲しくも美しい平和への遺産』広島の原爆ドームにたくさんの折り鶴が舞っている。忘れてはいけない戦争の傷跡。そこに平和と幸せを願いが込められているよう。東北の被災地を描いた作品にも小人や折り鶴がいる。

2016/03/14

3月うさぎᕱ⑅ᕱ゛

眠れる森のお姫さまからはじまり、鎮魂をテーマにした作品や宮沢賢治の世界など、何度見てもどれもすばらしい✩°。⋆ 美術館にまた行きたくなった。悲しみを温かい光で包んでくれる。生命の尊さや自然の力が作品ひとつひとつが溢れてる。藤城清治さんの作品に出会えてほんとに良かった♡

2016/07/22

小夜風

【所蔵】どの絵もとても素敵です。いつまでも見ていたい。いつか美術館で実物も見てみたい。県内にもあるのです、昇仙峡影絵美術館が…。近いうちに必ず行きます。強く惹かれたのは「生きるよろこび 2011」。可愛くて楽しくて大好きです♪東日本大震災の被災地を描いた作品群…特に「南三陸町防災対策庁舎 2012」は、ひと目見て絶句…。気がつくと涙がこぼれていました。魂を込めて描かれた風景です。

2013/10/21

けんとまん1007

随分経ってしまったが、昇仙峡にある美術館で観て以来、その素晴らしさに感動し続けている。そして、今回の本の中でも、大震災に関る部分は圧倒されてしまうくらいのものがある。是が非でも、現地をと思ってします。それにしても、この制作意欲はどこからくるのだろう。テレビで拝見したこともあるが、想像を遥かに超えた世界がある。ふと思ったのが、生き物、大地を含む自然への尊敬と畏怖の念なのかなと。そして、それに向かう真摯な姿があるからこそ、伝わるものも大きいのだ。

2014/02/11

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