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はみだしっ子 第6巻 (白泉社文庫)

はみだしっ子 第6巻 (白泉社文庫)

はみだしっ子 第6巻 (白泉社文庫)

作家
三原順
出版社
白泉社
発売日
1996-06-01
ISBN
9784592882169
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はみだしっ子 第6巻 (白泉社文庫) / 感想・レビュー

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にいたけ

読友さんと話すうちにはみだしっ子の話となった。アンジー推しとグレアム推し。茶化して本心を言わないアンジーと繕って本心を見せないグレアム。こんなに台詞の多い本は今どき無いだろうな。今でも、今だからこそわかる(遅すぎ)名著。

2023/12/22

瑪瑙(サードニックス)

いよいよクライマックス。この巻で一番心に響いたのは、サーニンがエルに言ったこの言葉「それなら クークー 何のためのに生まれて来たのサ?」グレアムは雪山事件を自らの手で始末しようとして阻まれて無気力になり、アンジーはその繊細さから傷つき、マックスは皆がグレアムを探しに行っている間、パムを守ろうと頑張る。グレアムからクークーの死について聞かされたサーニンが立ち直って良かった。そしてグレアムはジャックに雪山事件を語り始める。その後どうなったのかは読者の想像にまかされた形。大丈夫。ジャックなら受け止めてくれる。

2020/07/03

ゆーいちろー

わたしはやはりグレアムが好きで、最後の場面はこれでやっとグレアムも重荷から解き放たれたと思って安心しました。人一人が死んでいるのだから、おそらく今後色々とあるのだろうなとは思うものの、それでも、ハッピーエンドには違いないとわたしは解釈しています。

2009/12/12

玲奈

通常版も持っているけど、電子書籍で一気買い。昔は、アンジーが好きだったなー。はみだしっ子とポーの一族、摩利と新吾は、私のバイブルでした。

2015/07/31

ユキ@うろちょろ

後に行くほど複雑で当時は彼らの気持ちが分からなかった。グレアムは今も読めない。改めて読み直すと、寂しさとか、辛さとかが伝わってくる。彼らが抱える痛みは大人が想像するより大きく深く、消えることはない。癒せる場所は諦めたはずなのに、今でもどこかで期待している。話としてはハッピーでもなんでもなくて、ただ「事実だけが残った」のだが、下手に幸せに括ってしまうよりもずっと印象的。最終巻に収録されたグレアムペンギンの話が、全てのヒントらしいが未だ分からない。哲学書よりも身近で、何かを教えられる漫画だと思う。

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