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新耳袋: あなたの隣の怖い話

新耳袋: あなたの隣の怖い話

新耳袋: あなたの隣の怖い話

作家
木原浩勝
中山市朗
出版社
扶桑社
発売日
1990-09-01
ISBN
9784594006297
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新耳袋: あなたの隣の怖い話 / 感想・レビュー

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姉勤

現代版怪異談集を、新と付けて。証言は信用するが、人間の感覚器官と情報処理する脳は、あまり信用していない。と書くと語弊があるが、文明社会で失った動物的センサで受信した情報を、知識や理性でごまかしていることや置き換えていることが多々あるだろう。そして、現在定義や測定できていない、エネルギーや存在を、翻訳出来ていないだけかもしれないのだから。動画を見るとしても、スマホがなければ、空中を飛んでいる情報を、それとして検知できないのだから。

2019/06/13

イチイ

1990年に出版され、実話系怪談の金字塔となったシリーズの第1巻オリジナル版。久しぶりに再読。本シリーズの新しさは、怪異が断片的にしか語られず、しかもなんのオチもつかないところ。これがかえって本物らしさを際立たせていた。改めて読むといかにも作り話らしいものも少なからずあり、何が怖いのかということについて模索していたことが伺える。それでも、一つひとつの話はたいして怖くないが、読み進めるに従ってジワジワと恐怖が増し、一晩では読み通せないという本シリーズの魅力は、30年を経ても未だ色あせない。

2020/05/31

瑪瑙(サードニックス)

怖い話が堪らなく読みたくなって図書館で借りました。小学校の担任が話上手で、時々怖い話をしてくれたので、その時に百物語の事も教えてもらいました。百本目のロウソクの火を消した時…。ぞっとしたものでした。人間長く生きていれば不思議な体験のひとつや二つ経験するものです。そんなお話をただ、たんたんと書いてある作品です。でもそれだからこそ、ぞっとします。

2014/09/15

戦狐

実録怪談本シリーズ新耳袋の最初に出た版です。 今出ている新耳袋シリーズは全て99話(実は100話収録されていますが表示上は)収録ですが、この版のみ100話キッチリ収録されていて、百物語の性質で一気に読み終わると何かが起きると噂される曰くのある一冊です。 この本の内容、特に"くだん"関しては妖怪関連の本でたびたび記述が見受けられるので、既に知っている内容の話を語りの口調で改めて読むのはなかなか新鮮でした

2018/11/26

Smith, Ordinary. Person.

 一夜、または一日で完読する、またはしようとすると怪異にみまわれる、という曰くつきのシリーズ。私も二度挑戦して二度とも怪異に遭いました。そして、怪談を馬鹿にしなくなり、のめりこむようになりました。

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