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ブレンダと呼ばれた少年

ブレンダと呼ばれた少年

ブレンダと呼ばれた少年

作家
ジョン・コラピント
John Colapinto
村井 智之
出版社
扶桑社
発売日
2005-05-24
ISBN
9784594049584
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ブレンダと呼ばれた少年 / 感想・レビュー

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亮さん

割愛の際、間違って性器を焼き切られてしまい、性器を女性器の見た目にされ、女性ホルモンを打たれて女の子として育てられた少年。少年はずっと自分は女性ではないと思い葛藤する。最終的には、男性に戻る。 ひどい話だと思った。特に性器を見せつけ合う触り合う行為をされた所がひどい。

2016/11/30

マイケル

驚愕のノンフィクションで超刺激的! 一卵性双生児なので写真見るとそっくり。不幸の始まりは包皮切除手術事故。大事なモノ無くなる。次の不幸は新型コロナ感染者数発表で有名なジョンズ・ホプキンス大学。本人の承諾のない去勢。科学・医学は万能と考え自然の摂理を無視した人間の傲慢・思い上がり。旧約聖書のイブのように女は簡単に作れると考えている神になったマネー。自分の理論優先、それに付き合わされる患者の不幸。女性脳と男性脳の違いを理解していない人権侵害。本書を読むことにしたきっかけは昨年読んだ「片想い(東野圭吾)」。

2021/01/31

ottohseijin

「性は生得的なものではなく、出生後に社会的に決定される」という信仰の犠牲になった少年。『結局、人間は自分以外の何者にもなれやしない。自分はいつだって、じぶんでなきゃならないんだ』

2011/01/05

後半の「真の男として」は読んでいて目頭が熱くなった。それだけにデイヴィッドのその後はショックだった。ジェンダーにかぎらず、白とも黒とも付かないグレーなものをグレーなまま受け入れることも大事だと思う。

2015/02/03

neal

マネーはブレンダに自分が見た「いい夢」について語るように言った。ブレンダは農場で馬といっしょにいる子供のことを話しはじめたが(マネーのノートに記されているところによると)、彼女はその子供の性別を言うまえに、「十分に間を置き、しきりにつぎの言葉を探しつつ」、やっとその子供が男の子であることをあかしたという。 「とてもいい夢だった」とブレンダは言った。「その子は食べて、飲んで、ベッドに行って、ぐっすりと眠った。その子はそうしたかった。ただそれだけ」(p108、ブレンダ7歳時の面接)

2019/05/16

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