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赤めだか (扶桑社文庫)

赤めだか (扶桑社文庫)

赤めだか (扶桑社文庫)

作家
立川談春
出版社
扶桑社
発売日
2015-11-20
ISBN
9784594073626
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赤めだか (扶桑社文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

小川洋子さんのご推薦書(『みんなの図書館』)。落語の世界には暗いので、立川談春という人は上記の本で初めて知った(さすがに談志は知っているが)。内容は彼の中学時代から今にいたるまでの、いわば半生記。談春自身のことも、談志のことも、また落語界というものも良く伝わってくる。口頭での語りと文章ではまた違うだろうが、なかなかに見事な語り口。例えば1章の末尾。「昭和59年3月、なごり雪の降る日に僕は立川談志の弟子になった」。ここに「なごり雪の降る日」の1句を入れるところが、談春の文才である。

2019/06/19

しんごろ

立川談春の自叙伝的なエッセイというべきかな。立川談志に弟子入りするまでのいきさつを読んでて、談春は、どことなく談志に似ているというか、破天荒さを感じる。この師匠にこの弟子ありと、妙に納得してしまった。この作品を通して、談志の人となりがわかる。談志、めちゃくちゃなのは確かだが、しっかり師弟関係が構築され、談志と談春を含めた弟子達との師弟愛および師弟の絆もあった。更に志らくの人となりもわかり、たいへん興味深い作品だった。

2022/12/11

みっちゃん

お恥ずかしながら、落語どころか笑点もたまにしか観ない私なので、立川談春さんと云えば大河ドラマに出ている人、志らくさんはM-1の審査員、そしてお二人の師匠、立川談志さんは破天荒な孤高の落語家、そんなイメージしかなかった。ある時は頭の中が❔でいっぱいに、ある時はその過酷さに眉に皺を寄せ、またある時は堪らずぷぷっと吹き出す、そのとんでもない修行の日々。突飛な事を突然始めたり、言い出したり、でも確実に弟子を思う気持ちは伝わる。最終章、談春さんが真打ちとなる時の小さん師匠と談志師匠との経緯は胸に迫るものがあった。

2023/06/29

小梅

同僚から借りた本。ドラマ「赤めだか」を観ていたからおおよその流れは分かってたけど、文章にリズムがあってとても良かった。談春の才能を感じるエッセイでした。ぜひ、生で談春の落語を聴いてみたい。

2017/07/15

初雪ハロー

かなり良かった。一気に読了しました。

2018/12/24

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