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日本人の信仰 (扶桑社新書)

日本人の信仰 (扶桑社新書)

日本人の信仰 (扶桑社新書)

作家
島田裕巳
出版社
扶桑社
発売日
2017-07-02
ISBN
9784594077426
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あらすじ

仏教も神道も受け入れながらなぜか「無宗教」と感じてしまう いったい日本人は何を信じてきたのか? 宗教を理解するためにも信仰のあり方を見つめ直す 日本人の宗教観を解き明かす

日本人の多くが自らを「無宗教」だと考えているにもかかわらず、「墓参り」や「初詣」を始めと する宗教行動が盛んなのはなぜか?
人気宗教学者が日本人の「信仰のあり方」を、歴史的な側面を踏まえながら多角的に考察する。日本人の宗教観がよくわかる本。

日本人の信仰 (扶桑社新書) / 感想・レビュー

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テツ

日本人は信仰ではなく信心に重きを置く。解る気がするな。日本人は無宗教なわけではない。八百万の神々の息吹や足音を聴き、神仏混淆も違和感なく(当時生きていないので実際は知らんが)受け入れた僕たちはきっとそもそもスピリチュアル的なモノを受け入れやすい考え方をしているのだと思う。天を畏れ地を敬い森羅万象全てに神の姿を見出してきたのなら、他所で大切にされている神さまのことも「よく知らんが尊いものなんじゃのう」くらいの感覚で受け入れやすいのだろう。こうして軽薄に(良い意味で)ありがたく手を合わせる感覚は大切にしたい。

2019/03/26

禿童子

自他ともに「無宗教」とされる日本人にも奥深い信仰心があることを肯定的に解き明かす。新興宗教のアグレッシブな勧誘やオウム事件などで宗教に嫌気がさして「自分は無宗教」と回答する人も墓参りや寺社参拝という立派な宗教行為をしている。初詣や墓参りは意外に新しい習慣であることを知った。ドイツでは国が信者に「教会税」を掛けていて、それを嫌って教会から抜ける人が増えているらしい。経済成長が高い時期に宗教信者が増加し、成長が止まると減少するのは世界的傾向。親の葬儀などで宗教に目覚める50歳以上の男性とはまさに私のこと!

2017/08/27

makio37

信仰を得たという自覚がなく、怪しげな新興宗教の信者ではないことを示すため自らを「無宗教」と表現する。一方で墓参りや初詣を欠かさない現代の日本人は、意外なほど宗教活動に熱心だと著者は主張する。女性の信仰率が年齢とともに徐々に上がるのに対して、男性の場合は50歳を境に急激に上昇するというのは興味深い。定年を意識するからだろうとあるが、確かに自分の父親もその辺りから毎日般若心経を唱えるようになった。教えも教典も救いも「ない宗教」である神道についても、もっと積極的に評価して良いと確かに思う。

2018/05/27

はな

基礎的な宗教の説明が多く、少し退屈な箇所もあったが、頭がすっきり整理された。 「日本人の宗教観は、無我を強調し、我を捨てることが重視される。 西欧の社会においては、自我の確立が重視される。 日本は時間を守るなど、慣習が成立し、いったんそれが定着すると、誰もが破ることを許されない戒律になっていく。 日本は宗教の代わりに学校における集団での訓練によって道徳を教える。」 現代日本人の悩みって、空気を読まないといけない。っていう無我が良しとされる価値観と、自我の確立という価値観の葛藤で生まれるんじゃないかと思う。

2019/07/07

agtk

世界の宗教観と日本人の宗教観の違いが面白い。これまでも「日本人は無宗教ではなく…」という主旨の文章は目にしてきたが、「日本人は信仰に重きを置くのではなく、信心を重視する」というのは、とてもよくわかる。

2017/11/01

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