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3・11 兵士は起つ――自衛隊活動記録 (扶桑社新書)

3・11 兵士は起つ――自衛隊活動記録 (扶桑社新書)

3・11 兵士は起つ――自衛隊活動記録 (扶桑社新書)

作家
杉山隆男
出版社
扶桑社
発売日
2020-07-02
ISBN
9784594085353
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3・11 兵士は起つ――自衛隊活動記録 (扶桑社新書) / 感想・レビュー

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大先生

東日本大震災に直面した自衛隊員らの活動記録。自らも被災しているにもかかわらず、極寒の中で家族の無事を確かめる間もなく被災現場に救助に駆けつけ、72時間経過後からは休む間もなく遺体の収容を繰り返し、被爆の危険を顧みず原発上空から海水投下…。本当に頭が下がります。自衛官任官時に「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえる」と宣誓するそうですが、日本の自衛隊員の多くは誠実にそれを守っているのです。そんな自衛隊員に対して「自衛隊の存在は違憲」などと軽々しく言ってはいけません。

2021/08/16

アーク

大震災は9年以上も前のことなのに、ついこの間のことのように感じられる。それだけインパクトが大きかったんだな。そして本書は被災地で文字通り身を粉にして活躍してくださった自衛隊の方たちの苦悩や実績を綴っていて、(僕自身は東京にいたにせよ)改めて大震災の記憶を蘇らせてくれた。ドキュメンタリーの割に某作家に対する批判が混じっている主観ぶりはちょっといただけないけど、大震災の記憶を風化させないためにも読んで損はない一冊。

2020/08/30

skr-shower

あとがきを読んで、やはり再読だったかと。コロナ禍でも自衛隊の応対は一般の医療者とは違い災害レベルなんだと再確認。どの組織にも色々なタイプがいるだろうが、多数の人は国民のために滅私で事に当たっていると思う。感謝しかないが、コントロールする方が心許なすぎる…

2020/12/02

kuri1632

壮絶なストーリーでした。津波の水ってすぐ引いたと思ってたけど、そうでもなかったのを知ったり、何人もの自衛隊員が自ら津波に巻き込まれたのに救助しながら生還したり、原発の放射能との闘いや何人ものご遺体の処理等、本当に凄い話で、彼らの自衛官としての使命を垣間見れて誇りに思うのと、自然と感謝の心が芽生えてきました。自衛隊は暇な方がいい・・・本当にそう思えます。読んでいてつらい面もありましたが、読んでよかったと思える作品でした。

2021/12/13

もちもち

今年で3.11から10年ということで積んであったこの本を読んでみた。 「自分の命より国民の命」と断言できる自衛官に頭が上がらない。 そして防衛大学校の学生のことを恥辱と発言した大江健三郎を軽蔑する。

2021/01/05

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