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開かれた瞳孔 (ハーパーBOOKS)

開かれた瞳孔 (ハーパーBOOKS)

開かれた瞳孔 (ハーパーBOOKS)

作家
カリン・スローター
北野寿美枝
出版社
ハーパーコリンズ・ ジャパン
発売日
2020-02-17
ISBN
9784596541314
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開かれた瞳孔 (ハーパーBOOKS) / 感想・レビュー

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ゆいまある

三連の殺意が衝撃的に面白かったので(ウィルが好き過ぎる)、カリン・スローター通しで読むと決めた。優秀な医師で検察官で、尚且つ美女で、と来たらスカーペッタシリーズ思い出すが、全く違う。思い出すことすらなかった。完璧過ぎるケイと違い、身長180cmでZ3に乗り、洋服のセンス皆無のサラは気持ちいいぐらい強い。もう一人の主役と言えるレナが激しくてアンジー感あって好き。惜しむらくは男性が駄目。変態と人の気持ちが読めない奴ばかり。いい男はグラント郡にいないのか。順番狂っちゃうので、このシリーズの翻訳早くお願いします。

2021/04/29

のぶ

本書がカリン・スローターのデビュー作らしい。以前に早川から出版された時はノーマークで、いま改めて出されて読む事が来たのはとても良かった。読んでみて今の新作と雰囲気があまり変わっていない気がした。主人公はジョージア州の検死官で小児科医のサラ・リントン。町のレストランのトイレで、大学教授の女性が腹部を十字に切り裂かれて殺害されたところから物語は始まる。猟奇的な状況だが捜査が進むにつれ、陰惨な性犯罪である事が明らかになってくる。ウィルのシリーズも良いが、これもシリーズになっているようで今後に期待したい。

2020/04/18

夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

レイプされて惨殺される。よりもレイプされて殺されなかった苦しみ。生きている限りフラバします。性犯罪の恐ろしさはその場限りで終わらないところにあるでしょう。連続強姦虐待犯はどんどんエスカレートしていきます。主人公のサラに丁重にプレゼントされるのは死体直前の性犯罪被害者。ぐんぐん加速して窮地に追い込まれていくスピード感がたまりませんでした。

2022/04/05

future4227

来たー!これぞカリンスローター。このシリーズをずっと読みたかったけれど、なかなか入手困難で、このたび嬉しい復刊。ウィル・トレントシリーズでお馴染みのサラ・リントンが主人公のシリーズ1作目。やっぱり初期のころの作品は残忍さが尋常じゃない。犯人による犯行シーンはちょっとだけ。被害者がどんな目にあったのかは女性検視官サラによって検死解剖をもとに語られていくだけ。それがむしろ想像力を掻き立てて、おぞましさをより増幅させる。そしてウィル・トレントシリーズと合わせて、物凄く壮大な人間ドラマに膨れ上がっている。

2020/06/30

ナミのママ

<ウィル・トレント>シリーズを読み始める前にカリン・スローターのデビュー作が再販されたので、まずはこちらから。事件の惨殺さと登場人物の過去はなんとなく想像していたものの、やはり凄まじかった。何より惹かれたのはレナの怒り。サラの感情の発散。昭和生まれの私の年代の女性にはちょっと想像がつかない、それが小気味良くもあり、痛々しくも感じられた。…と思ったらあとがきにも『カリンスローターが書き続けているのは女性たちの物語』とあった。この一冊でファンになりました。

2020/06/04

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