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グッド・ドーター 上 (ハーパーBOOKS)

グッド・ドーター 上 (ハーパーBOOKS)

グッド・ドーター 上 (ハーパーBOOKS)

作家
カリン・スローター
田辺千幸
出版社
ハーパーコリンズ・ ジャパン
発売日
2020-09-17
ISBN
9784596541420
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グッド・ドーター 上 (ハーパーBOOKS) / 感想・レビュー

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のぶ

まだ上巻を読む限りだが、重苦しく暗い空気の覆われた雰囲気が漂っている。冒頭は28年前。アメリカ南部の小さな町で起こった殺人事件。容疑者の黒人青年を担当した弁護士の自宅が放火された。数日後に犯人とおぼしき二人組の男が引っ越し先に押し入り、妻を惨殺し、娘の姉妹も襲われる。そして現在、地元中学校で起きた銃乱射事件が発生する。上巻では姉妹シャーロットとサマンサのトラウマに包まれていた。下巻でどんな展開になるのか目が離せない。

2020/11/01

future4227

ノンシリーズ作品。穏やかな日常を突然破壊する自宅への襲撃。二人の少女姉妹にもたらされる想像を絶する惨劇。これでもかこれでもかというぐらいに悲劇が襲い続ける。そして奇跡の生還。この惨劇シーンが姉視点と妹視点で繰り返されるため、読んでいて苦しくなる。この手法、最近カリンスローターさんはよく使う。そして28年後。姉妹が卒業した学校で起きた銃撃事件にまたしても姉妹は巻き込まれていく。28年前のトラウマを今も引きずる二人がこの事件にどう向き合うのか?そして事件の真相は?下巻へと続く。

2020/10/07

ナミのママ

“ウィル・トレントシリーズ“も途中までだが。カリンスローター、あまりに面白くて、ノンシリーズの新刊を購入。アメリカ南部で人種が絡む裁判を担当する弁護士。その家族に襲いかかる残酷な事件。28年後に同じ土地の中学校で起こる銃の乱射事件。さて…これがどう繋がっていくのか、下巻へ。

2020/09/20

キムチ27

筆者モノ2作目ながら、バイオレンス・銃、虐待は初っ端からに洗礼。アメリカ南部の閉塞したエリア・・被疑、被告以外全員に嫌われているという弁護士の父の存在故か、凄惨な事件に巻き込まれて行く姉妹。陰に陽に立ち位置は交互に反転しする。重い障害を持つ姉もメンタルに闇を持つ妹も、それぞれの夫も「何か」有る。もっとも28年という時を隔てての事件勃発の関係者も口を噤んだまま。「感情を排除すれば恐ろしい出来事を消化するのは遥かに楽」と妹に言わしめるのは逆に米が抱える異常な社会状況としか思えぬ・・一番は警察の在り様だが。

2021/10/13

オーウェン

アメリカ南部で28年前に起きた一家を襲った2人の事件。 母親は殺されるが、それは父が黒人の弁護を担当したから。 そして現代で起きた銃乱射事件によって、当時は娘であったチャーリーは弁護士として事件に向き合う。 冒頭の事件が後半になって再び視点を変えて見せられる。 これによってある人物の顛末が。 今の時代そのままな黒人差別が変わらない先見性に驚くし、容赦ない暴力シーンまで。 上巻のラストでは一波乱ありで、チャーリーにそのお鉢が回ってきそうだが、下巻ではどうなるのか。

2021/05/07

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