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血のペナルティ (ハーパーBOOKS)

血のペナルティ (ハーパーBOOKS)

血のペナルティ (ハーパーBOOKS)

作家
カリン・スローター
鈴木美朋
出版社
ハーパーコリンズ・ ジャパン
発売日
2017-12-16
ISBN
9784596550767
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血のペナルティ (ハーパーBOOKS) / 感想・レビュー

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W-G

ウィルのその後を知りたくて読むぶんには、なんだったら最高傑作。一冊のミステリとしては、相変わらず事件そっちのけで、登場人物につらい思いをさせることを主眼にした内容。今までは、まだ少しはジャンルの体裁も気にしていたが、前作あたりから感触が変わってきており、主要キャラの関係の活性剤として、事件が配置されるようになった感がある。今作で、アマンダが筋の通らない情報隠しを続けるのも、手段と目的が曖昧になったからこその歪み。総分量では『サイレント』を上回っているのに、上下巻に分冊されず刊行。というのが寂しい。

2019/07/15

のぶ

このシリーズはほとんどを読んでいるのだが、本作は何とも感想を述べるのが難しい。物語はウイルのパートナー、フェイスの母親で元刑事のイブリンが血の海と切断された薬指を残し、自宅から連れ去られた。ウィルは捜査にあたるが、過去に彼女の率いる麻薬捜査課の部下たちが汚職にまみれて刑務所送りになった事実との関連が浮かび上がる。読んでいて、捜査は多面に細かく描かれているのだが、フェイスの生死については最後の方まで引っ張るし、何か冗長で切れの悪い印象が付いて回った。次回作は今年刊行らしいのでそちらを待ちたい。

2018/04/17

巨峰

ウィル・トレント捜査官の同僚フェイスの母イブリンが拉致された。切り離された指を残して。。本作は、ウィル・フェイス・イブリン・それから、サラ・アマンダと主役級が5人もいてそれぞれをじっくり描くから、かなりな長編になる。本作のトレントはアマンダを含めて激烈な周りの人たちに翻弄されてなかなか自分のペースを保てない。予想外もいいところの真相も含めて、かなりのめりこんで読んだ。それにしても、このシリーズ、強いけどいい女が多くないかい?

2018/10/27

星落秋風五丈原

ウィル・トレントシリーズ第5弾。ディスレクシア(識字障害)、施設育ち、訳ありの妻ありと三重苦揃った捜査官ウィルのパートナー、フェイスの母イザベルが自宅から姿を消した。自宅は血の海で切断された薬指が残っていた。 駆けつけたウィルは4年前麻薬捜査課の部下たちが汚職にまみれて刑務所送りになり彼女だけが無罪放免となったことの報復を疑う。ウィルは服役中の元部下を訪ねるが面会の直後、彼が獄中で殺害されてしまう。シリーズ第一作から読まないとだめ?という思いもあったが全てではないにしても主要人物の性格や人間関係は掴める。

2019/11/18

鱒子

いただき物の本で、前作は全く知らずに読みました。警察小説ミステリ。強い女どもにシビレつつ、それに振り回されてしまうウィルの魅力にもクラクラです。すごくすごく面白かった!シリーズ全部を読みたいと心から思います。惜しむらくは、文庫カバーの裏筋で本書の1/3がネタバレしている事。もうちょっと控えても良かったんじゃないかなぁー、と 個人的には思っています。

2018/07/02

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