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その話は今日はやめておきましょう (毎日文庫)

その話は今日はやめておきましょう (毎日文庫)

その話は今日はやめておきましょう (毎日文庫)

作家
井上荒野
出版社
毎日新聞出版
発売日
2021-04-30
ISBN
9784620210353
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ジャンル

その話は今日はやめておきましょう (毎日文庫) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★☆☆21119【その話は今日はやめておきましょう (井上 荒野さん)】昌平(七十二歳)と妻ゆり子(六十九歳)はクロスバイクを購入して一緒にサイクリングを始めた矢先、夫の昌平は事故に遭遇して足を骨折し、リハビリ生活となってしまいます。そんなとき、ある若者と知り合い、家事手伝いのアルバイトを頼む事に...ところが!と、流れます。この作品、やっと自由な時間を得た老夫婦の悠々自適な生き方を描いたものだと思いきや、非常にフラストレーションがたまる話で思わず眉間に皺がよる場面も。心がざわざわ〜でも良かった。

2021/12/14

milk tea

69歳の妻、72歳の夫、そこに26歳の青年が加わり3人の歪みかける関係。 クロスバイクが趣味、夫が骨折してしまったことから、生活が一変する。 自転車の修理をしてもらった時の青年が夫婦の家庭にお手伝いとして迎え入れることになった。 彼の住所もバックグラウンドも知らないのに⁈ 普通はあり得ませんけどね…。 老いると体力も記憶も低下し、不安もつきまとう。だから青年が逞く思え、もう彼なしの生活が考えられなくなる。それを老いていることとは思っていない。

2021/09/24

たびねこ

若いころの気持ちを抱えたまま老いにさしかかった夫婦の現実を描く。若い世代との折り合い、気遣い、自信の喪失、心の揺れ。この手の夫婦がいま世の中にいっぱいいるであろう。かたや格差社会に生きる若者の姿もリアル。面白かったというか、生々しかったというか。

2021/10/31

KEN

そうか、そういうことでしたか…そりゃその話しは今日はやめたほうがいいですよねwでも、そんなあなたたちみたいな人が昨今の詐欺の罠に落ちてしまうのですよ。結果的にあなた方は大丈夫でしたけど。三人共、自分の置かれている立場と状況を認めて生きていかないと疲れますよ。実に不愉快な作品だった。

2021/12/11

わいほす(noririn_papa)

定年後、肉体的老いを感じる初老の夫と短絡的で暴力的な若い男の行動はある意味、パターン的でわかりやすいが、この小説で一番危ういのは、どこか空虚な心を満たそうと、自分の行動を客観的におかしいと思いながらも盲目的に動いてしまう初老の妻である。この三人の微妙な関係をそれぞれの視点で語りながら、老いと向かい合う姿をユーモラスかつサスペンスフルに描き出していて、うまく読まされてしまう。著者は私と同世代であり、この小説で著者が描く一回り上の夫婦は、高度成長期の企業戦士と専業主婦の最後の世代かもしれない。

2021/08/16

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