トニー谷、ざんす
トニー谷、ざんす / 感想・レビュー
安土留之
私は最盛期のトニー谷は知らなかったけど、『アベック歌合戦』の司会の時の印象は強烈に残っている。毒と知性とお下劣さが混じった不思議な魅力だった。本書、トニー谷の実像を知りたくて読んだが、新たな発見はなかった。村松さんのいつもの切れ味が感じられないのは、村松さん自身がトニー谷と直接話をした経験がないからかな。ちょっと残念でした。
2021/08/20
つちのこ
戦後日本に咲いた“毒の花”不世出のボードビリアン、トニー谷の生涯を綴った本。ソロバンをはじきながら「あなたのお名前なんてぇの」で始まる『アベック歌合戦』(1964-68年)は当時小学生だった私が毎週楽しみにしていた番組のひとつだった。 私にとってトニー谷の記憶はこの時から始まるが、昭和20年代後半から30年代初めにかけてのトニー谷の人気は凄いものがあったということをこの本で知った。愛児の誘拐事件を契機にその人気は落ちていき、私がテレビで見たトニー谷は奇跡のカムバックを果たしたときの姿だったのだ。⇒
1999/12/30
nbhd
愛児を誘拐された昭和のボードビリアン・トニー谷について書いたもの。ざんねんだけど、とくに引っ掛かるところがなかった。
2013/09/27
犬養三千代
珍しく あとがきから読んでしまった。村松さんの切り口 姿勢を確かめたかったのかも❓幼稚園児のときに多分、盆踊り会場で肩車してもらっていた真横を通りすぎ櫓に上がっていった記憶が生々しく甦った。ボードビリアン。希有な人でしたね
2017/03/09
massn
売れて嫌われて叩かれて再評価されて。戦後芸人の原型なのかもしれない。幻のように思われてたのだ、やはり。
2017/05/14
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