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天使はブルースを歌う―横浜アウトサイド・ストーリー

天使はブルースを歌う―横浜アウトサイド・ストーリー

天使はブルースを歌う―横浜アウトサイド・ストーリー

作家
山崎洋子
出版社
毎日新聞社
発売日
1999-10-01
ISBN
9784620313849
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あらすじ

ブルースの街のもうひとつの戦後史、横浜アウトサイド・ストーリー

 1996年の暮れ、著者は横浜の繁華街にある雑居ビルで、全身白一色の老女を見る。彼女は「メリーさん」と呼ばれる老街娼で、横浜では伝説的な存在の女性だった。戦後、どこからともなく横浜に現れ、外人専門に身を売っていた。そのような女性はほかにもたくさんいた。でもそうした女性達はどこへ消えたのだろう。彼女達が生んだかもしれない混血児たちは?
 メリーさんに心惹かれた著者は、1960年代の末、全員混血というキャッチフレーズで売り出した人気GS「ゴールデン・カップス」のメンバー達と会う。そこから根岸外国人墓地という未知の場所へと、不思議な糸に導かれた著者は、墓地にまつわる奇妙な噂を追うことに…。
 戦後横浜の鬼っ子(エイリアン)を通して、ブルースの街の光と影を描くノンフィクション。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

天使はブルースを歌う―横浜アウトサイド・ストーリー / 感想・レビュー

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mutuki

横浜の「メリーさん」のことを知りたくて 読んだのに、山崎洋子さんの交友あるミュージシャンを 通しての、外人墓地(捨てられた混血児たち)の お話だった。

2018/08/19

ビタースイート

団塊世代より10年下だが、父の本籍地であり馴染みのある横浜の様子が懐かしかった。 ところどころ、誤植か?仮名遣い等の間違いがあったのが気になった。

2019/02/03

cooちゃん

知人の実母探しで聖母愛児園を訪れ、その孤児院を検索していくうちに山崎洋子氏のウェブマガジンに出逢い、彼女のノンフィクションを手に取る。知人は山崎氏と同年齢、ジブンは一回り以上後の生まれなのに、戦後のこの知られていない人たちの悲しみは、怒りと震えと歴史の残酷さといろんな思いがあい混ざって心が離れられない。どうしてこんなにも惹かれるのか?どうしてこんなにものめり込むのか…。あの名前も何もなく根岸墓地に棄てられた嬰児たちの生まれ代りなんじゃないかと思ったりもする。この事実はけっして目を逸らして欲しくない。

2018/07/08

ひでまろ

横浜という視点からは外れてしまうが、孤高のロッカー山口冨士夫の死こそが、本書の真のエンディングの様に思えて仕方がない。

2016/02/08

redlorry

老娼婦メリーさん、ゴールデンカップス、根岸外人墓地に眠るGIベイビー900体以上の嬰児埋葬、良きにせよ悪きにせよ戦後の横浜を映しだしている。

2014/09/06

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