KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

メタフィジカル・パンチ

メタフィジカル・パンチ

メタフィジカル・パンチ

作家
池田晶子
出版社
毎日新聞社
発売日
2014-11-27
ISBN
9784620322704
amazonで購入する

メタフィジカル・パンチ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

冬佳彰

著者が30代前半の頃の文章を集めたものなのか?若くて勢いがあって、キレが良い。覚悟もある。「ごちゃごちゃ言うな、私は自分で考えているんだっ」という感じの自信が伝わってくる。各分野の人々や事象がバッサリやられている。そうだねえ、哲学をわざわざおかしな方向に難しくした挙げ句、本来的な問いから永遠にズレていくって傾向、あるよね。この頃は、各種雑誌もまだ元気があったなあ。

2023/08/12

Asakura Arata

若い頃の作品だけあって、文章内容い勢いがあり、読んでいて爽快になる。哲学するのに、最初は書物はいらない。考えぬいた後、本を読むのが良さそうだ。

2022/08/30

Ryosuke Kojika

タイトル通りパンチが効いている。「考える」ことをはじめてから1年ぐらいか。「考える」人にも2通りがあり、「考えよう」とする人と「考えざるを得ない」人との隔絶を知らしめられる。私は明らかに前者だろう。後者たらしめる「驚き」という衝撃を受けてはいないが、じわじわとこみ上げる「なぜ」を直観はしている。著者が指摘するところの「考える」才能はないであろうが、かとて「考える」こと自体に差はないだろう。才能ある人の「考え」を借りながら本当についてわかりたい。

2019/06/21

Asako Nakamura

筆者の言いたいことは常に一貫していて、それでいて飽きることがない。はまっています。

2015/06/21

ジョンノレン

項ごとに人物や群を特定し、手際良く見事に分析し、その世間的評価とは異なる位置に置き直す。その対象全てについて良く知っている訳ではないが、無責任に痛快であった。ただ他の著書と同様、科学者に対する認識、物のみを対象にしているとして、これを俎上から敢えて外そうとするスタンスには抵抗を感ずる。最先端の量子物理もまたフィジカルサイドから必死に存在の神秘に対峙している故、フィジカル以外のブラッキーなものや、物の微細レベルの不可思議な振る舞いを明らかにするに至っている。形而上・下いずれも仮説の域を出ないから考え続ける。

2022/02/10

感想・レビューをもっと見る