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その話は今日はやめておきましょう

その話は今日はやめておきましょう

その話は今日はやめておきましょう

作家
井上荒野
出版社
毎日新聞出版
発売日
2018-05-18
ISBN
9784620325194
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「その話は今日はやめておきましょう」のおすすめレビュー

「老人」と呼ばれるのは何歳から? 『その話は今日はやめておきましょう』

『その話は今日はやめておきましょう』(井上荒野/毎日新聞出版)

 人が“老人”になるのは、一体何歳になってからなのだろう。『その話は今日はやめておきましょう』(井上荒野/毎日新聞出版)は、すべての世代の人々にとって“老い”との向き合い方を考えさせてくれる1冊だ。

 本作は、定年後の穏やかな日々を過ごしていた昌平とゆり子が、一樹というひとりの青年と出会ったことにより、予想外の展開をみせていく。2人は、趣味のクロスバイクを楽しみながらも、老いてきた自分たちの生き方に戸惑いを抱いていた。そんな日常は昌平が交通事故で骨折したことにより、大きく変化していく。昌平の世話をするため通院していたゆり子は、サイクリングショップの店員であった一樹に病院で偶然助けられたことを機に、彼を家事手伝いとして家に迎え入れることを決意したのだ。

 だが、息子のように頼もしく思っていた一樹が来るたび、いつしか家の中の物がなくなっていくようになり、ゆり子は彼に直接問いただすことも昌平に相談することもできず、悶々とした日々を送りはじめる。そうしているうちに、一樹の行動はさらにエスカレート…

2018/7/5

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その話は今日はやめておきましょう / 感想・レビュー

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starbro

井上荒野は、新作中心に読んでいる作家です。高齢化が進んでいる日本の社会で実際に起こっていて、今後も増加しそうなリアルな小説でした。新聞小説なので、深刻な結末ではなく、爽やかなエンディングでしたが・・・少し『太陽がいっぱい』を想い出しました。

2018/05/27

風眠

ある日突然に実感してしまうもの、それが老いというものなのかもしれない。もう自分は高齢者と周囲から認識される年齢になってしまったというショック、いやでもまだ違うという言い訳。もう取り戻せないさまざまなもの、止められない時の流れ。そしてふと気づいてしまう寂しさ。そんな寂しさの刹那、優しくされたら、その人を頼もしく思ってしまうだろうし、騙されていると薄々気づいていても、それを認めたくない感情が生まれるだろう。『その話は今日はやめておきましょう』読後、このタイトルがじわりと効いてくる。現実を受け容れる事の難しさ。

2018/10/18

machi☺︎︎゛

タイトルと装丁が前から気になっていた1冊。内容が想像もつかないまま1ページと読み始め、結果一気読みだった。クロスバイクを趣味として仲良く暮らす1組の老夫婦。その旦那が骨折をしてしまい人手が必要となり家政婦を雇うことに。その家政婦が26歳の青年で、始めは何の問題もなかったが段々と色々なことが上手くいかなくなってしまう。老夫婦の仲まであやしくなる。ホントはいい青年なのかもしれないけど、私は最後まで好きになれなかった。

2020/05/22

ナイスネイチャ

図書館本。お人好し金持ち老夫婦がけがをきっかけに偶然出会った若者一樹にお使いなど便利屋を頼みすんなり家にいれてしまう。最後は良かったけど、一樹は結局何も感情移入出来なかった。

2018/08/04

taiko

ロードバイクでのサイクリングが趣味の定年後夫婦ゆり子と昌平。昌平が事故で足首を骨折したことをきっかけに、以前知り合っていた青年一樹を家政夫として雇うことにした。…ザワザワと嫌な気持ちになるお話。それでも先が気になりやめられませんでした。ゆり子と昌平夫妻がお人好しとも言い切れず、近所との付き合いも疎遠だったがために一樹に頼ってしまった所があったのだろうと思うと、寂しさを感じます。一樹も、暴力的な衝動を持っているとはいえ、根っからの悪人ではなかったのではないかと思わされ、それは私もお人好しなのかなと→続く

2018/10/08

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