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生きづらさについて考える

生きづらさについて考える

生きづらさについて考える

作家
内田樹
出版社
毎日新聞出版
発売日
2019-08-24
ISBN
9784620325989
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生きづらさについて考える / 感想・レビュー

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まさひろ

内田樹の最新刊。 2018年頃の様々なトピック(政治やら教育やら)を取り上げて、いつもの内田節を炸裂させている。 この手の本は「旬物」なので、出たら即読まないと急速に鮮度は落ちる。 割とスラスラ読めた理由は、著者が何かにつけて口にする「意識的なリーダビリティ」の工夫以上に、個人的に内田節との相性が良いというのが大きい。 まぁとにかく、内田樹をどれか1冊薦めるとしたら確実に本書ではないことは自信を持って言える(笑)

2019/10/05

tokko

内田先生の言うとおり、政治の話になると暗雲が垂れ込めたような陰鬱な気分になりますよね。だって誰も未来に対して前向きになってないですから。というか悲観的にすらなっていなくて、現実を正確に受け止めることすらできていません。公共性を最も問われるはずの人たちが、公共の福祉よりも私利を優先させていませんか。そうかと思えば中学校で「道徳」、高校の社会科で「公共」を必須化するなど…そんなことで本当に公共人が育つと思っているのでしょうか。

2019/09/10

Kaz

さすが内田先生。近年の日本を覆う閉塞感が、どういう所から来ているのかを、分かりやすく解説してくれている。最もトリビアだったのは「あとがき」にある中央年齢の話。少子高齢化が加速する日本が世界ランク1位なのは分かるが、トップ10カ国中9ヵ国が先の大戦の敗戦国という事実から、その遠因を突き止める仮説は「確かにそうかも」と思わされた。1945年8月15日の敗戦を喜んだ戦中派世代の減少が、世の中を暗くしているというのは納得。愛する人を戦争で失う心配から解放されときに、「敗けて良かった」とは確かに誰でもそう思うよな。

2020/08/20

aloha0307

心理学、医療からの考察ではなく、政治経済、教育etc.多くの分野の論評をきちんと整理し、構成も巧みな本書。冒頭「今の日本社会は60年代に比べると、とても風通しが悪い。 息が詰まりそうだ。世界は移行期的混乱のうちにあり、すべての面で既存システムやルールが壊れかけているのに、 日本社会はその変化に柔軟に対応できず、硬直化」に膝をポン!印象深かったのは、文学を学ぶ意味、交流の楽しみ、中年からの習い事でした✿ 直感重んじる内田節炸裂でしたよ☺

2019/12/15

hk

流石に内田樹クオリティー。圧巻の筆致だ。本書は様々な媒体に寄せた内田氏の記事やコラムをつぎはぎしたもの。こうした寄せ集め書籍は概ね空中分解してしまう。ところがどっこい、内田樹の手にかかれば一貫性のあるコンテンツに仕上がるから不思議だ。「自分が書かなければ誰も書かない言説を世に出す。そのためには自分自身で論拠をしっかりと吟味精査しなければならない」という信念のもと月下推敲された文章は説得力と示唆に富む。そして上述した信念こそが現下の日本において失われている気概なのではないだろうか。 内田樹に外れなしである。

2019/12/24

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