純粋な幸福
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純粋な幸福 / 感想・レビュー
踊る猫
言葉が踊っている。「リアル」な感覚で捉えられた、この国にあふれている言葉やこの国で見えてくる情景をそのまま「なぐり書き」で、小賢しい技巧を捨てて(がしかし、その無造作さの中に高度な戦略性を溶かし込んで)書ききっているなと思ったのだ。読み終えて、確かにこのぼく自身の見る光景までも歪んだような気になった。あるいは新たなチャンネルが開かれたとさえ感じ、あらためて辺見の「幻視者」としての資質や聴覚の鋭さ、言葉や異性へのエロティック/フェティッシュなこだわりについて学ぶ。この言葉、「朗読」してみたらどうなるのだろう
2023/08/22
ophiuchi
ノンフィクションのイメージがあったので、こんなにシュールな小説だとは思わなかった。
2019/10/24
魚53
面白かった。詩集なのかなんなのかもうそんな枠組みなんか飛び越えて、どこまでもやりたい放題。断定しない、制限しない、自由にかつ大胆に、遊ぶ。でも真剣で危険で淫靡で怖くもある。もうなんでもいい。言葉の羅列を読んでぶっ飛ぶ。麻薬みたいで、刺戟的。
2023/05/06
Maumim
老いてもなお、健在。
2019/10/08
きょ
言論の自由!
2019/10/27
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