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虫は人の鏡 擬態の解剖学

虫は人の鏡 擬態の解剖学

虫は人の鏡 擬態の解剖学

作家
養老孟司
海野和男
出版社
毎日新聞出版
発売日
2020-12-19
ISBN
9784620326627
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虫は人の鏡 擬態の解剖学 / 感想・レビュー

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アキ

生物の情報系は遺伝子系と神経系の2種類あり、生物は合目的的な行動をとる。虫は遺伝子系を介して本能的に行動する。ヒトは脳を介して意識的に行い、可塑性が大きいため自分の行動を自分で決めたと思い込む。脳がゲノムを真似て行動するよりはるか昔から、数十億年をかけて合目的的行動をゲノムに組み込んできたのが虫である。擬態とは長い進化の過程から生み出されたもので、それを学ぶのはヒトであり、教えてくれるのは自然なのである。マルクス・ガブリエルの「国家規模の擬態が起きている」とは社会の情報化が進んだ姿ということに他ならない。

2021/05/04

ほに

全く話題になっていないがこれは面白い。最近書いたものかと思ったら、90年代の連載を本にまとめたものだった。そりゃ面白いはずである。養老は対談や講演モノよりも書下ろしのほうが圧倒的に面白くて、その中でも80〜90年代頃に書いたものが良い。ちくま文庫になっているものをいくつか読んで見ればそれがわかる。良い意味で学者らしくない、独自のリズムの文才を持つ人なのである。 虫について好き勝手に書いているが、例えば擬態の四者関係や雌雄の問題など、興味深い部分も随所にある。渋いが、良い本である。

2020/12/31

オールド・ボリシェビク

四半世紀ほど前に毎日新聞が出していた雑誌「アミューズ」に連載していたエッセイをまとめたようだ。養老先生、まだ「バカの壁」で大ブレイクする前で、文章的にはやや、もったいぶっている。されど、海野和男カメラマン撮影の昆虫写真は素晴らしい。昆虫の奥深さを、「擬態」をキーワードに考えていく。①モデル②真似るもの③だまされるもの④それを見るヒト。擬態はこの四者関係の中で起こっているという指摘が面白い。

2020/12/28

T Crab

写真が非常にきれいで、子供も写真を眺めて楽しめました。文章の方は擬態・遺伝・進化など普段虫を見ていて考えてもみないことが実に興味深く難しい問題をはらんでいることが分かり面白かった。

2021/10/11

鴨ねぎ

写真豊富で飽きない。昆虫の生活や行動を文章を交えて載せてある。 見ていて和やかな場面とそうでない部分がある、虫好きと苦手な方の違いでしかないと書籍にも記してある、毛虫など大量に写っているのは私もちょっと引く部分がある。それに群れ行動と単独行動の点は気になった。詳しい説明はないので興味のある部分は別の書籍で勉強したらよいと思う。入門書にはならないかと、解剖学者なので昆虫については趣味なのだろう。 解剖学者の養老孟子さんが虫好きなのは知っていた。読んでいて文体がどうも読みたくなる感じでないのが・・。

2021/09/13

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