人間の大地 (サン=テグジュペリ・コレクション)
人間の大地 (サン=テグジュペリ・コレクション) / 感想・レビュー
ひまり
飛行機での長距離移動が今よりもずっと危険だった時代、郵便を空路で運ぶのはかなり命がけで、単なる仕事というより殆ど冒険ですね。でも、命ギリギリの日々を送りながら普通の人が見られない世界を見て、実際遭難もした著者。なのに、荒くれた冒険家というより哲学者のような静かな目を感じる文章です。
2022/07/02
すーさん
年始恒例の「人間の土地」読み4年目の2019年は、18末に手に入れたテグジュペリコレクションVer.で! 堀口大學訳が大好きなのは変わらないものの、こちらの山崎庸一郎訳は結構平易で読みやすく思える。訳の読み比べによって広がってくる世界がある気がした。併録のレオン・ヴェルトによる「わたしの識っている限りのサン=テグジュペリ」も興味深く読んだ。ああ、まだまだ何度でも読んでいこう。
2019/01/05
詠み人知らず
何度も読まなければならない。絶望したときには支えてくれた人々の顔を思い出して。彼らを裏切ってはならない。
2011/03/16
感想・レビューをもっと見る