タルコフスキー映画
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タルコフスキー映画 / 感想・レビュー
林 一歩
故国を愛しつつも、自己表現のために亡命せざるを得なかったタルコフスキーの評論集。もう少し生きていられたら故郷に戻ることが出来ただろうに。故郷で再び撮る映画は、きっと素晴らしい作品だったろうに。
2014/06/22
D21 レム
今、タルコフスキー映画に熱中。著者は日本アンドレイ・タルコフスキー協会代表を経て、アンドレイ・タルコフスキー出版会代表。「カット数が少なく色彩を抑制し被写体の動きや変化を凝視する映画世界は、観客に凝視を要求する。そこに白い字幕が入るとショットの内的時間を分断し、被写体のように作用して作品世界の変質を招き、映画のパルスを損なう。だから、『ストーカー』以降のタルコフスキー作品を理解するには、字幕のない版で見る必要がある。字幕版でセリフを諳じた上で、字幕に一度も目をやらず、作品を通して見ることをお薦めする」。
2015/03/24
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