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生きがいについて (神谷美恵子コレクション)

生きがいについて (神谷美恵子コレクション)

生きがいについて (神谷美恵子コレクション)

作家
神谷 美恵子
柳田邦男
出版社
みすず書房
発売日
2004-10-06
ISBN
9784622081814
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あらすじ

「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは何であろうか。ひとたび生きがいをうしなったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを見いだすのだろうか」神谷美恵子はつねに苦しむひと、悲しむひとのそばにあろうとした。本書は、ひとが生きていくことへの深いいとおしみと、たゆみない思索に支えられた、まさに生きた思想の結晶である。1966年の初版以来、多くのひとを慰め力づけてきた永遠の名著に執筆当時の日記を付して贈る。

生きがいについて (神谷美恵子コレクション) / 感想・レビュー

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めろんラブ 

「私の棺に入れて欲しい本リスト」の筆頭に鎮座する著書。学生時代、ある分野を専攻していた方々には懐かしい一冊では。初版は1966年。名著の定義は数あれど、100年を経てなお読み継がれるものはそれに当たるのではないでしょうか。本書が約50年後、刷を重ねて読まれている・・・その期待を私の生きがいといたしましょう♪ちなみに、タイトルはいかにもそれっぽいのですが、自己啓発書やHow to本の類ではありません。一般書寄りの学術書かと(逆?)。優しさゆえの大いなる苦悩が圧巻。知の巨人の神々しさに鳥肌。

2013/08/18

p.ntsk@【春を感じよう 読書会】

様々な生きがいの形について文学・哲学・思想に渡る幅広い教養と専門の精神医学の見地からの深い考察と著者の決意が語られた名著です。明確な唯一の答えが用意されているわけではなく、自身の心と向き合い対話しながらそれを見つける手助けになる本だと思います。ほぼ半世紀前の著述ですが些かも古さを感じさせません。それどころかITやAIなど科学技術の進歩で自動化が進む今日の世界において人間存在とは何か生きがいとは何かという人類普遍の永遠の命題はますます重要性を帯びてきていると思います。[再読][共読反映の為登録]

2018/10/22

Y

生きるのが辛くて読み始めたが、結果として自分の浅はかさに気づけた。自分は現状を明快に打破する安易な回答を欲しがっていただけで、どんな状況にあっても生きがいを持ち続けることの難しさも知らず、まっとうに生きることから逃げていたのだと思った。今までの自分の物事の見方をぐっと広げてもらえたような気がする。神谷さんの探究心のすごさを通して沢山本を読むことは大切なことだと再認識。神谷さんのことをこの1冊しか知らないけど、尊敬できる人だと思った。坪内祐三の評論が読者に対してずばずば物を申していてちょっと笑ってしまった。

2016/07/28

鈴木松司(元・憂愁)

【1回目】書名こそ知ってはいたものの、Eテレ「100分de名著」で、しかも若松英輔さんの解説で取り上げられることがなかったら、この本は読まなかっただろう。「神谷美恵子コレクション」として2004年に刊行された際に、「執筆日記」と柳田邦男さんによる「解説」が付される。読中は、その文の精神主義への偏りと倫理性にいささか辟易としていた。しかし、一番感心したのは「執筆日記」であった。神谷さんにとって、この著を完成させることは、「生きがい」に他ならなかっただろうと思われる。

2018/05/28

chanvesa

学生時代に読んだときにはぴんとこなかった。30代半ばになり、自分の思うようにならないことが多くなると、この本の言葉は考えさせられ、直結した解決ではなく、考え方で状況を変えようという手助けになる気がする。中でも149頁に出てくる「ストア的な抑制と忍苦の力」。若さに陰りを感じ、勢いが漸減し、一方で経験(この本の「習俗」という言葉で置き換えてもいいかもしれない)が自分自身の力を割りましたような錯覚を起こした場合、抑制と忍苦の力が曇る恐れがある。だからこそこれらの力を日々意識する必要があるなぁ、とふと思った。

2014/09/08

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