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まちづくりの哲学:都市計画が語らなかった「場所」と「世界」

まちづくりの哲学:都市計画が語らなかった「場所」と「世界」

まちづくりの哲学:都市計画が語らなかった「場所」と「世界」

作家
蓑原 敬
宮台真司
代官山ステキなまちづくり協議会
出版社
ミネルヴァ書房
発売日
2016-06-30
ISBN
9784623075904
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まちづくりの哲学:都市計画が語らなかった「場所」と「世界」 / 感想・レビュー

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はすのこ

宮台真司の実存が幅広く網羅されている1冊。必読。

2017/06/04

takahiroyama3

約90才の都市計画家と60才の社会学者の対談を、30才近い自分が読む構図でした。さすが「まちづくりの哲学」と題する一冊、各章も「まちづくりとは何か」「よいまちとはなにか」「よいまちは実現するか」「まちづくりは幸福を実現するか」と、とても大きい命題を掲げ回答します。人間は「自然生態系内存在」で、都市は「生き物としての人間の生活空間」である以上、長く生き物としての人が生きられる環境づくりを指導します。それは「安心・安全・便利・快適」に抗い、つまり経済合理ではなく、無秩序を実感できる環境づくりと捉えました。

2019/07/26

ぷほは

都市計画という堅苦しい用語とまちづくりという柔らかいイメージを持たせようとした結果若干の胡散臭さを醸し出す用語の差異から、「場所」や「世界」といった現象学的というよりは実存主義的な観点から豊富な社会問題や歴史的事象をその都度参照しつつ語られていく未来への絶望と、微かではあるが確かな希望。同じ話がぐるぐるしている時もあるし宮台真司の定説がかなり大きな比重を占めるため他の所でも話しているような内容も多いが、一つ一つの事例(特にサブカル関連)の論点に対する妥当性を一緒に考えながら読むとかなり楽しい読書にはなる。

2017/11/28

yokkoishotaro

この地方コミュニティでいかに<感情エリート>を創出するかだな。自分も含めてその能力を備えられる環境づくりに励んでいきたいと思った。少なくとも、今の環境は勉強田吾作に溢れている。

2019/03/31

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