KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ヤマケイ文庫 山怪実話大全 岳人奇談傑作選

ヤマケイ文庫 山怪実話大全 岳人奇談傑作選

ヤマケイ文庫 山怪実話大全 岳人奇談傑作選

作家
東雅夫
出版社
山と渓谷社
発売日
2023-02-13
ISBN
9784635049641
amazonで購入する

ヤマケイ文庫 山怪実話大全 岳人奇談傑作選 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ネムコ

最近の読みやすい実話怪談に慣れていたので、かなり歯応えがありました。

2024/03/02

春風

岳人が体験した・聞いた、山の怪談実話を集めたアンソロジー。平地にはあるべくもない寂寥感が幻覚を惹起するのか。はたまた。本作に収録される小品の多くが昭和前期に物されたものであり、懐旧譚ともなれば明治期まで時代が遡ることとなる。であれば、ただでさえ寂寞たる山は未開の趣がなお濃くなり、恐い。また山で出会う人ならざる者はよく笑う。笑うだけで物凄くなるのは、山という舞台装置のなせる業であり、山の本質の一側面なのだろう。小説家だけでなくエッセイストなど多岐に亘る職柄の岳人の実話怪談を収録した名アンソロジー。

2023/03/24

qoop

登山家たちの語る怪談集。日常を離れた岳人が、極限状態に近い中で何を見、何を体験したのか。その文章/語り口を楽しむ一冊だろう。そういう意味でも話の内容より誰がいつどこでどんな状況で……が気になる。こういう企画はありがたい。中で一番気になったのが大泉黒石〈谷底の絃歌〉。大泉の知るいくつかの怪異譚を二人の会話として再構成した本作は、掌編ながらその軽妙さをうまく伝える佳品と感じた。

2023/04/04

よしじ乃輔

山での不思議体験アンソロジー。岡本綺堂先生の「木曾の怪物」が収録されていた事が嬉しい。科学技術が発達したとしても、理解できない領域がまだまだあるのかも、という思いで読んでみた。収録作がかなり古いものもあり、発表時代を統一した方が良かったのかも。

2023/03/19

羽田

山怪から山の不思議な話にはまってしまったんだけど、これは作家が語る逸話やエッセイが中心。戦前の話とか、時代が前なだけに物語めいてて味わい深くていいよね。

2023/10/02

感想・レビューをもっと見る