KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

芸者論: 神々に扮することを忘れた日本人

芸者論: 神々に扮することを忘れた日本人

芸者論: 神々に扮することを忘れた日本人

作家
岩下尚史
出版社
雄山閣
発売日
2006-10-01
ISBN
9784639019527
amazonで購入する

芸者論: 神々に扮することを忘れた日本人 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

nizimasu

著者の岩松さんが和のイメージと芸者の歴史というのが結びつかなかった。そこにはどうしても白拍子や売春といった部分や吉原の花魁と芸者の違いなど露骨に性を語らざるをえないところがご本人の語り口とは相容れないと思っていたからだ。ところがそうした杞憂はまったく必要なかった。その原点に折口信夫をあげているように日本古来の性のありようから風流の洗練に至り貴族社会での性のやり取りなども実に巧みかつわかりやすく解説していていちいち納得するばかり。その性の歴史もおおらかというのではなく極めて風流と一期一会の狭間も感じるばかり

2016/02/18

tama

図書館本 最近この方をTVで見かけ、著作を調べて借りた。「芸妓」はゲイギかぁ。「芸者」は東京地域語かぁ。結構「へえぇ」が多かった。「神と巫女」は判るが引張り過ぎ感もあり。何がなんでも「不幸」という現在の傾向も異常だけど。明治33年東京府「娼妓取締規則」で府が定めた貸座敷営業指定地に「小笠原父島」があるのが不思議。他の土地は賑やかなところだが、なぜこんな辺鄙な。軍の関係が増えるのはもっとずっと後。なんで!?とNET調べたが引っかかるのは「慰安婦」「公娼」関連の我田引水論とヒステリー論ばかり。異常だぜ。

2014/03/23

Molly

芸者について、その歴史と仕事内容を書いている。 要するに、吉原芸者は芸を売るのが仕事で、 体を売るのは女郎らしい。吉原芸者は着物の着方や 細部で新橋や柳橋芸者と一線を画し、ブランドを確立していたらしい。 徐々に、六宿などで芸と体を同時に売る違法の 分類ができ、さらに近代になると女給がつくカフェや キャバレーなどが出てきた。 結局、昔のような芸だけを売り、映画の中のような 芸者はほとんど今ではいないようだ。

2013/12/11

こうぴー

岩下尚史の本業を垣間見た気がした。テレビで辛口だが本質的なコメントをする彼も良いが、研究者的な側面もまた良いと感じた。流れるような綺麗な日本語が内容理解を促す。

2021/11/20

進撃のお父さん

★☆☆☆☆ テレビで拝見し興味が有ったので著書を読んでみましたが、勝手に予想していた内容とは違い私には合いませんでした。

2021/06/06

感想・レビューをもっと見る