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見出された恋 -「金閣寺」への船出

見出された恋 -「金閣寺」への船出

見出された恋 -「金閣寺」への船出

作家
岩下尚史
出版社
雄山閣
発売日
2008-04-25
ISBN
9784639020240
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見出された恋 -「金閣寺」への船出 / 感想・レビュー

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あつひめ

三島由紀夫の恋物語と帯には書かれているが。私が無知すぎるのかどうにも、この物語に出てくる男の姿が「三島由紀夫氏」には結びつかないでいる。三島氏に見初められた女性・満佐子の視点で書かれている。満佐子の若いながらにも育った環境が身に沁みているのか一本女として筋と言うか、意地というか、何か得体のしれない真っ直ぐなものがちゃんと通っていて人の言動では流されない。自分と言うものを常に持っている人のように感じた。最近では見かけないタイプの女性だ。だから三島氏と対等に向きあえたのかもしれない。唯一の人なのかもしれない。

2012/12/25

えももゆmama

三島由紀夫の恋人(女性)から語られている形。文体もずいぶんとレトロ。 三島の描く「美」とはまた違う側面から、一つの美を描いている。

2015/09/16

ayame

岩下ワールド。彼そのものって感じの、文章だった。日本語のたおやかさを感じた。満佐子の着物など、その美しさが想像できた。三島由紀夫の話だったのか、はじめは知らなかった。

2014/05/23

勇ましいチビのノリ公

字が大きくてびっくり。 どんどんページが進みました。 赤坂の一流料亭のひとり娘、満佐子と三島由紀夫の話。 恋愛とも違うような、不思議な関係。 満佐子の視点から物語は語られ、煙草の銘柄について語られたりする細々したところが興味深かった。

2012/04/08

あふろちゃん

満佐子さん…どれだけ美しい女性なんだろう。バァや高級レストラン、映画館、熱海、逗子での会瀬や情事に溜め息も出た。が、そんな夢物語があっての金閣寺なのだと思う。破局あっての、その後の三島の人生なのか…

2014/07/16

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