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BLの教科書

BLの教科書

BLの教科書

作家
堀あきこ
守如子
出版社
有斐閣
発売日
2020-07-20
ISBN
9784641174542
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BLの教科書 / 感想・レビュー

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なつ

まさか有斐閣からBLに関する教科書が出るとは。このことを知った時はなんとも衝撃的でした。法律・人文研究書の最大手なだけあり、BLを学術的な視点から幅広く論じられています。BL誕生の背景から始まり、同人誌などの二次創作を製作する心理からジェンダーにまつわる社会的な問題、ゲイとの違いまで展開され、非常に読み応えがありました。手元に置きたいと心から思った一冊。

2020/10/08

崩紫サロメ

BLをアカデミックに学ぶための入門書ですべての章に註と参考文献がついている。何故女性が男同士の恋愛を求めるのか、というところには当然フェミニズムとの強い関わりがあり、それが現実のLGBTとどのように関わっているのか、ゲイ差別ではないかという問題(前川直哉が担当している)、などがメインであるが、日本と韓国の男性アイドルの売り方の違いや、BLとナショナリズム、オリエンタリズムの問題など11人の著者によるだけに扱う幅が広い。

2021/01/24

くさてる

このジャンルに特に詳しいわけではないのですが(いや本当に)、だからこそ、まさに題名通りのバランスの良さと広さを興味深く読みました。もちろん、お好きな方からすれば様々な意見があるかもしれませんが、それこそがBLの持つ多様性の現れでもあるような気がするので、いろんな立場からの参考書や教科書が出てもいいと思います。私としては女性が描く性表現としてのBLの持つ意味がとても大事だと思っています。たいへん興味深く読みました。

2020/09/05

宇宙猫

挫折。BL研究の紹介本。多数を取り上げているので重複が多く2章で飽きてしまった。後はパラパラつまみ読みしたけど、いろいろ読むほど興味のない分野だったみたい。

2020/11/15

しんすけ

BL論叢といった体裁だ。文化庁は優良図書として認定しなければならない。 体裁が論叢であるため読むには、かなりの忍耐がいる。 だから、じっくり読んだのは下記の2点だけで、後は流し読みした。 ●BLの浸透と進化、拡大と多様化💘 ●ポルノとBL💘 そして感想は「ポルノとBL」だけに止める。 残念なことだが、BLというとポルノのイメージが付いて回る。 ぼくはポルノもエロも大好きだけど、こればっかりは勘弁してくれって気にもなる。 男にとってBLとは、女への愛と変わらないものだから。

2022/07/04

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